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【C大阪】尹采配ズバリ3連勝で奪首

7/9(日) 6:04配信

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ 第18節 C大阪2―1柏(8日・金鳥スタジアム)

 後半戦がスタートし、前節で12年ぶりの暫定首位に立ちながら3日後に鹿島にかわされたC大阪が、柏に2―1で逆転勝ちし3連勝。今季の本拠地公式戦で11勝3分けとし、F東京と引き分けた鹿島を抜いて今季初めて「暫定」なしの首位に立った。神戸は今季最多の3得点で仙台を破り、連敗を3でストップ。G大阪は昇格組の清水に敗れた。

 指揮官の潔い決断が鮮やかな逆転を呼び込んだ。1点ビハインドの後半16分。CKを得たばかりのDF松田と主将のFW柿谷を下げ、尹晶煥監督(44)はDF田中とFW沢上を投入する大胆な策に出た。すると直後の右CKからFW杉本がこぼれ球を押し込んで同点。さらに9分後、MF水沼の右クロスにMFソウザがダイレクトで合わせ、一気に抜き去った。

 「身長の高い3人を前に置いて、サイドからのクロスを多くするのが狙いだった。結果が出たのはよかったが、その前から気を引き締めていれば、もっといい結果が出たと思う」。前半は序盤から好機をつくりながらカウンター気味に失点。後半開始直後は防戦が続いたこともあり、尹監督は手綱を緩めようとしなかった。

 暫定首位に立った前節から3日後に首位を鹿島に明け渡したが、後半戦スタートとともに返り咲き。開幕前には誰一人予想しなかった快進撃が続いても、チーム内に緩みは見られない。リハビリで離脱中のMF清武弘嗣(27)は、以前に「尹さんが来て、戦う姿勢というか、日本人に足りない意識をチームにもたらしてくれた」と話したことがある。仲良し集団と指摘されてきたC大阪は、尹監督の下でプロの集団に変貌しつつある。

 5月にアウェーで敗れた柏をホームで撃破し、本拠地の今季無敗も継続。尹監督は「最後まで諦めず戦うメンタルが、選手に備わってきた。熱い応援のおかげで選手は頑張って走ることができる」とサポーターに感謝した。セビリアとの親善試合を挟み、次節も開幕2戦目に敵地で完敗した浦和戦。だが、今のチーム力なら臆する相手ではない。(中村 卓)

最終更新:7/9(日) 6:04
スポーツ報知