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<陸上・南部記念>女子やり投げは海老原有希が大会新で優勝

7/9(日) 21:30配信

毎日新聞

 陸上の南部忠平記念が9日、札幌市の厚別公園競技場で行われ、女子やり投げは昨年のリオデジャネイロ五輪代表の海老原有希(スズキ浜松AC)が61メートル95の大会新記録で優勝。世界選手権(8月、ロンドン)の参加標準記録(61メートル40)を突破した。男子400メートル障害の石田裕介(早大、4年)も参加標準に到達する49秒35で制し、ともに世界選手権への出場が濃厚となった。

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 5大会連続の世界選手権出場を懸けた女子100メートルの福島千里(札幌陸協)は11秒36、男子やり投げでリオ五輪の決勝に進んだ新井涼平(スズキ浜松AC)は78メートル45、男子棒高跳びでリオ五輪7位入賞の澤野大地(富士通)は記録なしで、いずれも参加標準を破れなかった。

 ◇世界選手権参加標準記録突破の海老原「ここから巻き返しを」

 投げた瞬間、両手で頭を抱えたが、その後に右拳を上げた。世界選手権へ最後のチャンスとなる大会で参加標準記録を突破した海老原は「皆さんお待たせしました。ここから巻き返しを図りたい」と力強かった。

 1回目は53メートル台。体が前へ突っ込んでいたのを修正して3回目は60メートル35と上向き、臨んだ4回目だった。めいっぱい助走することを意識して投じたやりは「高さは良かったが(やりが)指にひっかかり過ぎた」と天を仰いだが、思いのほか伸びて61メートル95に達した。

 2週前の日本選手権では優勝したものの参加標準を突破できなかった。その後、やりの先が外や上を向いていたのを、指から真っすぐ出ていくように意識したことが実った。

 ロンドンは、2012年五輪でわずかな差で予選落ちした地。「借りを返す」と悔しさを抱えながら、「日本人でも通用するというのを入賞という形で表したい」と5度目の世界選手権へ挑む。【荻野公一】

最終更新:7/9(日) 21:58
毎日新聞