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気迫でつかんだ逆転勝利=浦和、「雑音」消す-Jリーグ

7/9(日) 22:55配信

時事通信

 普段は感情を表に出さない主将の阿部が同点ゴールでほえ、勝ち越し点のラファエルシルバは鬱憤(うっぷん)を晴らす表情でガッツポーズ。強い気持ちでつかんだ浦和の逆転勝利だった。

 追い込まれていた。1-4で完敗した5日の川崎戦後、抗議するサポーターにペトロビッチ監督が口にした。「新潟戦から連勝できなければ、最初にクラブを出て行く」。本音はともかく、進退問題が浮上。周囲の雑音に「やりずらさはあった」とラファエルシルバ。

 その重苦しさは、ピッチに表れた。序盤の決定機を逃すと前半35分、新潟にワンチャンスで先制された。相手は最下位。2カ月前には敵地で6ゴールを浴びせている。そんな相手に、後半までリードされた状態で引っ張られた。

 逆転の伏線は焦らず、攻撃の形をつくったことにある。だが、何よりも気迫。後半29分の阿部の同点ゴールは、その直前の森脇の思い切った右足ミドルが呼び水になった。「決めるつもりで打った。阿部さんに転がってよかった」。ラファエルシルバはこぼれ球に、誰よりも早く反応した。

 苦しい内容が示すように、全てを解決する勝利ではない。だが「ここからはい上がっていく」と阿部。正念場は続く。

最終更新:7/9(日) 23:02
時事通信