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【福島】古豪復活へ、学法石川のエース・尾形が進化 制球力アップ

7/10(月) 8:02配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権福島大会 ▽2回戦 学法石川3―1福島高専(9日・白河グリーンスタジアム)

 福島では、学法石川のプロ注目右腕・尾形崇斗投手(3年)が、福島高専との2回戦で登板した。2番手で6イニングを投げ、3―1で勝利。猛練習による疲労蓄積で3安打1失点と不本意な出来だったが、ここから万全の状態に仕上げ、打倒・聖光学院を目指す。

 プロ注目らしからぬ内容だった尾形の投球も、学法石川・上田勇仁監督(31)には想定内だった。「徹底して追い込んできた」と語った指揮官は、投手陣に6~8日の3日間で計400球の投げ込みを指示した。コンディションのピークを準々決勝以降に持ってくるため、厳しい練習を積んだ上での初戦だった。

 4回から登板した尾形は、先制した直後の6回に同点にされるなど3安打1失点。「(状態は)20%くらい。投げるのもきつくて…」とつぶやいたが、成長の跡を示した。7―11で敗れた今春県大会準々決勝・聖光学院戦は8奪三振も8四球と制球を乱したが、この日は無四球。4奪三振もスライダーなどを巧みに使い、コースを突き、打たせて取った。

 「(冬場は)直球を磨くため、変化球を投げていなかった。ここに来て制球やキレが出てきた」。この日の最速は143キロも、変化球を含めた制球力を披露。力で押す投球とは違う、新たな一面を視察に訪れたプロ5球団のスカウト陣に見せた。楽天・上岡スカウトも「丁寧に打ち取っていた。こういう投球もできるんだと思った」と話した。

 大会直前の練習試合で自己最速を更新する150キロを計測するなど、調子はまずまず。尾形は「(万全なら)金属だけど、バットをへし折るくらいのキレや威力を出したい」と力強く言った。準々決勝、そして順当にいけば聖光学院と当たる準決勝と、大事な一戦で尾形が100%の実力を見せつける。(有吉 広紀)

最終更新:7/10(月) 9:06
スポーツ報知