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【山梨】山梨学院、連覇へコールド発進

7/10(月) 8:04配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権山梨大会 ▽2回戦 山梨学院13―4甲府南=7回コールド=(9日・山日YBS球場)

 1、2回戦3試合が行われた。連覇を狙う山梨学院は2回戦から登場し、甲府南を13―4の7回コールドで下した。昨夏の甲子園を経験した松尾孝太中堅手(3年)が2打数2安打3打点を挙げるなど計11安打。着実に得点を重ね、快勝発進した。巨摩は1犠飛を含む計5犠打と小技を絡め、韮崎を5―1で退けた。上野原は6回2死から緊急登板した2年生右腕・水越啓介が無失点救援を見せ、甲府東を5―0でシャットアウトした。

 想定外の展開にも王者は冷静だった。山梨学院は、初回1死からの敵失と5者連続四死球で、無安打から3点を先制。相手エースを降板させたが、難敵が立ちはだかった。甲府南が2番手に送り込んだのは「うちが苦手なタイプ」(山梨学院・吉田洸二監督)という変則右腕・渡辺悠介だった。

 110キロ台の変化球中心にする渡辺に対し、2回は三者凡退に抑えられると、3回に2点を献上。1点差に詰められた。嫌な流れを変えたのが松尾だった。

 3回1死二、三塁、松尾が右中間を抜ける2点適時三塁打。この一打を契機に打線が目覚め、この回で3点を挙げ、5、6回にも加点して7回コールド勝ち。松尾は「もっといけたと思うが、まずは勝ってよかった」と静かに喜んだ。

 県大会3季連続優勝を誇るチームは、過去にも球速が120キロに満たない“軟投派”に苦戦したが、松尾は「引きつけて打つという基本を思い出した」と経験を生かした。各自が打撃ポイントを修正、後半の追加点をもたらした。「初戦はいろいろあるもの。試合を重ねる中で成長していけば」と吉田監督。硬くなりがちな夏の初戦を危なげなく勝ったナインをねぎらった。

 投手陣にも明るい材料があった。この日は背番号1の吉松塁が2番手で登場。左肩のコンディション不良で5月の関東大会も登板しなかったエース左腕は2回を投げ、6安打2失点だったが、最速140キロを出すなど2か月ぶりの公式戦で復調の兆しを見せた。松尾は「この先もいろいろあると思うが、目の前の試合に集中してしっかり戦っていきたい」。歩みを止めず、2年連続の聖地を目指す。(大津 紀子)

最終更新:7/10(月) 9:23
スポーツ報知

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