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転職や起業で男の決断をくじく「嫁ブロック」を突破できない理由

7/9(日) 20:25配信

投信1

「嫁ブロック」という言葉を耳にしたことがあるという方はいらっしゃるでしょうか。これは夫婦間において、夫が何らか決断をし、妻にその内容を伝えた際に反対をされる(または反対により決断を撤回する)ことを指します。

ただ、ブロック時に妻から繰り出される指摘(反対意見)は至極真っ当なものであることが多いようです。今回は、転職や起業で男性の決断をくじく嫁ブロックがなぜ発生するのか、なぜ嫁ブロックを突破できないのか、その背景について考えてみたいと思います。

男性はいつ、大事な決断をするのか

ひとたび結婚すれば、日常生活における収支管理は妻の独壇場であり、ほとんどの意思決定場面における決裁権も妻にある、という家庭も珍しくないでしょう。そのようななか、男性の「いざ!」という決断はそれほど多いものではありません。ただ、男子たるもの、時に自分の夢を追求したい、あるいは家族をもっと幸せにしたいといった目的のために、これまでの延長線上にない、ベクトルを変える意思決定をしたくなるタイミングがあるものです。

このような重要な意思決定を要する事項が毎日発生するわけではありません。もちろん人生でもそう何度もありません。ただ、どこかのタイミングで誰もが経験するものではあるでしょう。

夢を求める夫、現実的な妻

男性の大事な意思決定といえば、転職や起業、あるいは投資といったイベントだと思います。特に身近な例は「転職」でしょう。

最近でこそ転職に関する情報が増え、転職が身近になってきました。とはいえ、いきなり家庭に持ち込まれても、すんなり「はい、そうですか」とは受け入れ難い、これが妻の正直な思いではないでしょうか。なぜなら、現状の夫の仕事環境や収入の延長線上で、妻は家庭の収支に関する様々な計画(生活費、住宅ローンの返済、教育費など)を立てているわけです。妻にとって転職という夫の決断は将来の不確実性を伴うものであり、リスク以外の何物でもありません。「余計なリスク要因を持ち込まないで!」というのが本音でしょう。

一方、夫は職場の閉塞感や担当する事業の先行きなどをきっかけに、自分のやりたいことを見つめ直し、転職や起業を考えはじめます。

収入が増える転職であれば比較的問題は少ないでしょう。しかし「とにかく現在の職場から離れたい」といった焦りから、収入が増えない転職を選択してしまうこともありえます。また、収入が増える転職でも安泰とはいえません。中途採用は新卒入社とは異なり、即結果を求められることが大半です。採用担当者が期待したレベルでパフォーマンスが出ない場合には、その後の収入や雇用が約束されないなど、転職前と比べて待遇が悪化するといったこともあります。

それでも、夫は新天地を求めて決意を固めるのです。

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最終更新:7/9(日) 22:25
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