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ミカンコミバエ誘殺確認で説明会 徳之島

7/9(日) 11:36配信

南海日日新聞

 鹿児島県徳之島の天城町で果樹・果菜類の害虫ミカンコミバエ種群の誘殺が確認されたことを受け、門司植物防疫所や県は7日夜、同町のJAあまみ天城事業本部で徳之島3町のマンゴーやパッションフルーツ農家などを対象に説明会を開いた。防疫所の担当者は誘殺状況や初動防除などの情報を開示。「誘殺確認数は1匹にとどまっており、果実や野菜の島外出荷が即座に規制されることはない」と説明し、農家の不安解消を図った。

 3町のマンゴー農家ら約50人が出席した。門司植防名瀬支所の田中洋次席植物検疫官は、誘殺地点から半径5キロ以内へのトラップ増設や同日実施した寄主植物調査、テックス板(誘殺板)の設置など、これまでの対応などについて報告。今後、島内の他の地点で誘殺が確認された場合も、国、県、地元で協議の上、今回と同様の対応を行うとした。

 出席者からは今回の誘殺確認で、島外への出荷に影響を不安視する質問があり、田中次席植物検疫官は「(現時点では)1匹が誘殺された状況」と述べ、島内で発生しているかどうかも含め、未確認の事項が多いことを説明。農産物の出荷規制について、必要以上に不安にならないよう求めた。

 鹿児島県大島支庁農政普及課は、生産農家や地域住民に対し▽間引きした果実などの早期埋設、焼却▽使用しないグアバ(バンシロウ)の伐採、剪定(せんてい)▽家庭菜園のピーマン、トマト、ナスなどの早期消費―の履行を求めた。

 徳之島町でパッションフルーツを生産する女性は「島外出荷への不安もあったが、すぐに移動規制などにならないと聞いて安心した」と話した。

南海日日新聞社

最終更新:7/9(日) 12:51
南海日日新聞