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ホークス柳田3冠浮上 「イッツ、ゴーンヌッ」 藤本コーチは「超がつく天才。今までで一番いい」

7/9(日) 7:00配信

西日本スポーツ

 ◆日本ハム2-5ソフトバンク(8日・札幌ドーム)

 イッツ、ワンダホー! 柳田悠岐外野手(28)が打率3割2分4厘、75打点、23本塁打と打撃3部門でパ・リーグのトップに立った。7日の日本ハム戦で自打球を右膝に当て、8日の同戦出場も危ぶまれたが、平然とバックスクリーンへ3戦連発だ。その先制23号2ランと中前適時打の2安打3打点でチームを今季最多の6連勝に導いた。北の大地で暴れる無敵のギータがV奪回と「三冠王」に向かって爆進する!

【写真】日本ハム・有原と西川に自打球の場面を再現する柳田

■前日自打球何の!!

 首位となって迎えた初めての打席でも、豪快にぶっ放した。初回1死二塁の先制機で、柳田が井口の投じた甘いカーブをフルスイング。勢いよく飛び出した打球はグングンと伸び、バックスクリーンに着弾した。3試合連続、リーグトップ独走の23号2ラン先制だ。

 「頭になかった球でしたが、ピタッと止まれてうまく反応できた」

 そのバットは「打ち出の小づち」と化している。3回無死二塁の第2打席でも、追い込まれてから直球を捉え、中前適時打。その後は敬遠の四球と三振だったが、打率は3割2分4厘となりチームの順位に合わせるように、今季初めてリーグトップに浮上した。23本塁打、75打点も1位。2004年の松中(ダイエー)以来、平成では史上2人目の「三冠王」誕生に現実的な期待が高まってきた。

 「まだシーズン長いので」と本人はいたって冷静だが、2軍時代から長く柳田を指導する藤本打撃コーチは「天才だよ。超がつく天才。今までで一番いい。(15年の)トリプルスリーの時よりいいんじゃないか」と、状態の良さを力説する。同コーチは「三冠? まだ70試合近くある。いまからそんな話をすると意識しちゃう」としながらも「あいつは本塁打と打点を意識している。打率はついてくる」と、トリプルクラウン誕生に期待を寄せる。

■適時打で計3打点

 7日の日本ハム戦では右膝に自打球を当て病院に直行し、一時は8日の出場も危ぶまれた。それでもこの日も、試合前のフリー打撃から快音を連発。ベンチ前で日本ハムの主催試合を中継する実況担当者を見つけ「『イッツ、ゴーーンヌッ!』って言ってくださいよ。昨日せっかく帰って映像見たのに、何すか『グッバイ』って」と普段通りの柳田節だ。巧みに英語を駆使する同実況担当者は、日本ハム側にアーチが飛び出した際の絶叫と、相手チームの本塁打用のフレーズを使い分けているが、「三冠王」のおねだりもあってか、この日の23号2ランは「イッツ、ゴーンヌッ」と実況した。

 柳田の連日の活躍で、チームは今季初の6連勝でがっちりと首位をキープ。工藤監督も「3、4、5が仕事をして先制点になる。その中心にいるのが柳田くんですよね」と大絶賛。柳田のバットも、チームの勢いももはや止まりそうにない。

西日本スポーツ