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小田原、沸く。サクラフィフティーン、香港に58-0の大勝。

7/9(日) 12:47配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 夏の日差しの中、サクラが映えた。
 7月8日、小田原・城山陸上競技場でおこなわれた女子アジアラグビーチャンピオンシップ第1戦で日本代表(サクラフィフティーン)が香港代表を58-0と圧倒した。1か月後にアイルランドで開幕する女子ワールドカップに向けて、着実に階段をのぼっている。

極上の激闘はドロー! NZ代表とB&Iライオンズは譲らず、ノーサイド。

 試合前日練習で現在の仕上がり具合を「(完成形の)70パーセント。ラストゲーム(来週の第2戦/香港)で80パーセント、その後の合宿で90パーセントにして開幕で100パーセントにする」と話していた有水剛志ヘッドコーチ。試合開始直後にミスが目立ったのは、まだ足りない部分か。強豪相手なら、ここで流れをつかまれる。ゲームの入りとラスト10分がチームの課題。改善が急がれる。

 そんな立ち上がりの空気を引き締めたのがPR江渕まことのタックルだ。前半5分、激しいタックルを見舞う。香港がたまらず反則し、サクラフィフティーンはそこから攻めた。
 速攻。一度左に展開した後、右へ。FB清水麻有がラインブレイクしたところをWTB黒木理帆がスピード豊かにサポート。先制トライを挙げた。
 その6分後には右ラインアウトからフェーズを重ねた後、ボールを大きく動かしてWTB平野恵里子がインゴール左隅に入り、前半19分にはスクラムから粘り強く攻めた。最後はLO櫻井綾乃が抜けたところにHO齊藤聖奈主将が好サポート。先制トライ同様、防御のウラに出た好機を確実に仕留め、17-0として完全に主導権を握った。

 29-0のスコアで迎えた後半も流れは渡さなかった。
 2分、相手のミスからターンオーバーしたところから攻撃に転じてWTB黒木がトライ。その後もBKだけで4トライを重ね、最終スコアは58-0という快勝だった。
 細かなミスが散見されたものの、FWの献身とBKが噛み合った80分。15人制の経験の浅いSO福島わさなは相手と接近してのプレーが冴え、CTB加藤慶子、長田いろはをよく前に出してアタックのリズムを作った。

 試合を終えた齊藤主将は言った。
「もっとセットプレーを高めないと。FWから引っ張っていこうと声を掛け合いプレーしました。次戦の香港では、ワールドカップでベスト8に入る精度をもっと追求したい」
 1週間後には敵地・香港で第2戦を戦う。ワールドカップで対峙するフランス、アイルランド、オーストラリア戦仕様の戦いで、もっと圧倒したい。