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ホークス千賀41日ぶり白星で出直し 6回2失点「今はまだ僕の信用がない」

7/9(日) 9:30配信

西日本スポーツ

■中田を3連続三振に

 手にした白星は41日ぶりだった。千賀にあまり喜色はなく「まずチームが勝てたことが一番。僕のことよりも」と実感を漏らした。「まずは大きく試合を崩さなかったこと、6回投げられたこと。一歩踏み出せたかなと」。まずを計4回も、口にした。同じ敵地日本ハム戦以来の7勝目だった。

【写真】2012年に入団会見する千賀、牧原、甲斐

 下位に沈む相手は1番中田の奇手を打ってきた。「変わった打順だなと。でも順番が入れ替わってるだけ。何とも思わなかった」。この日最速152キロで真っ向勝負。初回を皮切りに中田は3連続の空振り三振に封じた。4回、レアードに左越えソロを被弾。6回は代打田中賢の左前適時打で1点差とされたが、代打矢野を抑え踏みとどまった。今季日本ハム戦4戦4勝。苦しんでも相性は生きた。

 5月半ばに左背部の張りで初回降板。中11日空けて復帰したが、2試合投げた後に再調整に入った。快方に向かっても、今度は右手指のまめで登板が遠のく。同時期、球宴のファン投票でリーグの先発1位選出された。ありがたく感じながらも「今年は則本(楽天)さんでしょ」と所在なさが先に立った。

 復帰した1日楽天戦で4回4失点。調整登板を経ておらず、約1カ月の実戦ブランクを隠せずにいた。今回の札幌入り後ももがき続けた。登板2日前のブルペン投球をコーチに預けたスマホのカメラで動画を撮影してもらい、見ては投げの繰り返し。粘りを欠くフォームは頭の中の自分と違う-。ズレを修正しようと必死だった。

 首脳陣にも、受けた甲斐にも本調子とは映らない。工藤監督は「まだ暴れ馬みたいなところが…。落ち着けていない」。だからこそ「勝ちが付くだけで次の1週間が違う。先発が安定してくれるのが、チームにはありがたいこと。それも考え、無理してもリリーフ陣にいってもらった」と明かした。

 「中継ぎの負担がすごい。どうにか1イニングでも(長く)投げたかった。6回って、本当に最低ラインしか投げられなかった」。104球を投げた千賀は「体は問題なかったけど、今はまだ僕の信用がない。またイチからやっていきたい」と受け止めた。「本当に救援陣がチームを支えてる。ナオ(東浜)さんたち含めて、先発陣もしっかりやっていけたら」。本当に、と計6回、言った。球宴。後半戦。ここからだ。

西日本スポーツ

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