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ホンダ、アロンソへの”新品スペック3パワーユニット”の投入タイミングを検討。イギリスか? ハンガリーか?

7/9(日) 12:15配信

motorsport.com 日本版

 マクラーレンのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは、ホンダの新しい”スペック3”のパワーユニットを使い、今週末のオーストリアGPを戦う予定だった。

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 しかし金曜日の走行終了後、アロンソのマシンにはMGU-Hの問題が発見された。このMGU-Hは、これまでの問題の対策としてバクーに投入された、新仕様のモノだった。

 MGU-H以外のコンポーネントに問題はなかったが、ホンダはレッドブルリンクでの残りのセッションを、”スペック2”に戻して戦うことを決めた。この”スペック2”に組み込まれているMGU-Hは、モナコの土曜日と日曜日、そしてカナダの週末3日間にわたって使われたものだ。

 ホンダは、次戦イギリスGPでは、古いMGU-Hに換装した”スペック3”を投入することで、グリッドペナルティを避けることができる。しかし一方ではできるだけ早くMGU-Hの問題を解決したいと考えており、それを投入すると、アロンソは必然的にグリッド降格のペナルティを受けることになる。

 ただ、グリッド降格のペナルティを受けるくらいなら、すべてのコンポーネントを新品の”スペック3”に変更する方が理に適っている。しかも高速レイアウトであるシルバーストンではマクラーレン・ホンダは苦戦する可能性が考えられるため、好結果が期待できるハンガリーに備え、”戦術的ペナルティ”を取るという選択肢もある。

 ホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介は、記者団の取材に対し次のように語った。

「金曜日のMGU-Hは最新仕様でした。問題が起きたことについては、とても残念に思っています」

「前回のレースでアップデートされたものです。しかし、それでも十分ではありませんでした。そのため、まだ仕様を修正する必要があります」

 アロンソがシルバーストンでペナルティを受けることになるのかどうか尋ねられた長谷川氏は、「考慮すべきことだとは思いますが、まだ決定されていません」と語った。

 イギリスGPの開幕前夜まで、その最終決定が持ち越されることになりそうだ。

 アロンソはエンジン交換について、次のように語っている。

「僕らはもうすぐ、またペナルティを受けることになると思う。多分、それはシルバーストンかハンガリーになるだろう。成り行きに任せよう」

Lawrence Barretto