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ペトロ浦和、首つながった薄氷逆転!“公約”一転クラブ側にげた預ける

7/10(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 明治安田J1第18節最終日(9日、埼玉スタジアム)8位の浦和が、最下位の新潟に2-1で逆転勝ち。後半29分に主将MF阿部勇樹(35)が同点弾を決め、同34分のFWラファエルシルバ(25)のゴールで勝ち越した。負ければ辞任を示唆していたミハイロ・ペトロビッチ監督(59)は“続投条件”の第一関門を何とかクリアしたが、進退問題はくすぶったまま。首位に立つC大阪との次戦(22日、アウェー)が本当の剣が峰になる。

 ホッとした表情を浮かべた。FWラファエルシルバの勝ち越し弾が決まるとペットボトルの中身を一気飲み。ペトロビッチ監督に笑顔が戻った。

 「後半、選手は落ち着いていた。選手は強い気持ちで戦った」

 後半29分、普段は温和な主将MF阿部が同点ゴールを決めると「たまっていた」という感情をさらけ出し、思わずほえた。同34分に勝ち越しゴールを決めたラファエルシルバも派手なガッツポースを繰り返した。

 指揮官自身が“進退マッチ”と位置づけた大一番。5日の川崎戦に大敗した後、不満をぶつけるサポーターに「新潟戦から連勝しなければ、私が最初にチームを離れる」と応戦した。2012年の就任以来、最大の危機をひとまず脱した指揮官は「私は生き残ったということですね」と安堵(あんど)。自らが設定した連勝という“続投条件”については「私は10年やりたい。それ(去就)を決めるのはクラブ。その決定は100%、リスペクトする」とサポーターとの“公約”から一転、クラブ側にげたを預けた。

 だからといって、事態収束とはいかない。この日までにリーグ戦22試合負けなしだった新潟に薄氷の勝利。11試合連続失点は13年ぶりだ。FW興梠は「やばいね、これでは。最下位相手に攻撃も守備も駄目」と危機感を募らせた。

 「私を解任できるのはクラブだけ。私は浦和を愛している」

 次戦(22日)の相手は首位のC大阪。対戦成績はここまで14勝5分け14敗と全くの五分だ。開き直り気味の指揮官だが、勝たなければ進退問題が再燃するのは間違いない。