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都民ファーストの会、国政へ「年内動きある」若狭勝衆院議員が明かす

7/10(月) 6:03配信

スポーツ報知

 自民党を離党し、東京都の小池百合子知事(64)の側近として知られる若狭勝衆院議員(60)=無所属=が9日、都内で都議選で第1党となった「都民ファーストの会」(都民ファ)の国政進出に関し「年内には何らかの動きがあるのではないか」と述べた。小池知事は安倍晋三首相(62)と協力していく考えだが、政界再編の起爆剤となり、自民と都民ファによる2大政党制への期待もある。昨夏の都知事選、都議選圧勝を受け「安倍1強時代」から一気に政局が流動化する可能性が出てきた。

 昨夏の都知事選で小池知事を支援した若狭氏はフジテレビの「新報道2001」で、都民ファの国政進出について「青写真があるわけではない」としつつ「国政新党が作られていく、というのは自然な流れだ」と述べた。

 若狭氏はその後の取材に「『鉄は熱いうちに打て』という言葉もある」と強調し、年内には新党設立に向けた動きが加速化するとの見方を示した。若狭氏や周辺には、将来的に都民ファが自民の受け皿となり、自民と都民ファによる2大政党制誕生への期待もある。

 小池知事は都議選から一夜明けた3日、国政進出に関して「そういう状況にはない」としつつ、「いろんな動きが国政において出てくると思う。都民ファーストならぬ“国民ファースト”をベースに考える方が増えていけば、国民にとっていいのではないか」と発言。この発言を受け、民進党の議員は即離党に動いている。

 周辺によると、都知事に専念することで求心力が続き、小池知事の考え方に賛同する動きが今後も広がるとの期待がある。安倍首相とは憲法改正についての考えは一致しており、当面は協力関係を築く考えだ。

 ただ、首相周辺とは激しく対立。菅義偉官房長官(68)や萩生田光一官房副長官(53)、都連の一部議員らと関係修復の気配はない。安倍首相はこの日、内閣改造・自民党役員人事に関し「骨格をころころ替えるべきではない」と述べ、麻生太郎副総理兼財務相(76)や菅氏の留任方針を表明。内閣改造については8月3日を軸に調整しているが「サプライズは期待できない」(自民・中堅)との声もある。党内には「加計学園問題などで揺れる安倍内閣が小池知事を意識した人事を断行できるかがカギを握る」との見方もある。

 小池知事や都民ファは安倍首相と協力しながらも勢力拡大を図ることになる。民進党からは、長島昭久衆院議員(55)らが離党。党内には「離党予備軍」は5人以上いるとされ、日本維新の会の渡辺喜美参院議員(65)も党を離れ、小池支持を打ち出した。自民党内にも安倍首相の政権運営を疑問視する声が若手を中心に広がっている。「党内ガバナンスが欠如している。大日本帝国陸軍並みだ」(自民・若手)との批判もある。

 「安倍1強」から「安倍・小池」並立の時代へ―。衆院の任期は2018年12月までだが、小池知事やその周辺を巡る動きは、解散時期にも影響を与えることになる。

 ◆政党要件 公職選挙法などが規定する政治団体が政党と認められるための条件。衆参議員が5人以上所属するか、直近の衆院選、直近とその前の参院選挙のいずれかにおいて全国で2%以上の得票(選挙区か比例代表かいずれか)を満たすこと。中央選挙管理会に所定の届け出を行い、主たる事務所の所在地で登記し、法人となることで政党交付金が交付される。

最終更新:7/10(月) 6:03
スポーツ報知