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トドラ・T、6年ぶり新作はアンドレア・マーティンを全面的にフィーチャー

7/10(月) 21:40配信

bmr.jp

トドラ・T、6年ぶり新作はアンドレア・マーティンを全面的にフィーチャー

トドラ・T、6年ぶり新作はアンドレア・マーティンを全面的にフィーチャー

ディプロらに続く存在として注目された英シェフィールド出身のダンス・ミュージック系プロデューサー、トドラ・Tが、およそ6年ぶりとなるニュー・アルバム『Foreign Light』を今月リリースするが、ほとんどの曲で、90年代にモニカ“Before You Walk Out Of My Life”、SWV“You're The One”、アン・ヴォーグ“Don't Let Go (Love)”といった大ヒットを手がけたことで知られるアンドレア・マーティンをフィーチャーした作品となっている。

実家に暮らし、靴屋で働きながら、週末のDJやビート作りに勤しんでいたトドラ・Tは、ルーツ・マヌーヴァを始め多くのアーティストや音楽関係者から注目されて2009年、24歳のときに『Skanky Skanky』でデビュー。そして人気DJミックス・シリーズ『FabricLive』の第47弾を手がけてメジャー・レイザーらから称賛を浴び、イギリスの名門レーベル Ninja Tuneと契約し、2011年に2作目『Watch Me Dance』を発表すると、ルーツ・マヌーヴァ、ミズ・ダイナマイト、スクリーム、ウェイン・マーシャル、ロイシーン・マーフィ、ショーラ・アーマといった多彩なゲストと共に、グライム、ダブステップ、ガラージからR&B、レゲエ、ヒップホップなど幅広いジャンルを組み合わせた独自のダンス・ミュージックで脚光を浴びた。

中でも、90年代末にR&Bシンガーとして英国シーンに登場、“You Might Need Somebody”などのヒットで知られるも、2000年代はあまり名前を見ることができなかったショーラ・アーマは、このトドラ・Tのアルバムの参加曲“Take It Back”で久々に全英チャートにランクイン。翌2012年にはトドラ・T&ショーラ・アーマとして“Alive”をNinja Tuneから発売し、さらにトドラ・Tのサイド・プロジェクト=トドラ・T・サウンドのメンバーとしての活動を経て、2015年にはカーティス・リンチと組んだレゲエEP『Surreal』を発表。近年はJKAYのデビュー・シングル“Danger”やFTSEの最新シングル“Work U Out”といった若手DJの曲への参加や、新進R&Bシンガー、エンジェルの“Drink + Fuck = Make Love”にゲストとして招かれるなど、トドラ・Tとのコラボをきっかけに勢いを取り戻している。

英BBC放送でのホストDJとしていう身でもあるトドラ・Tは、ここ最近は、ルーツ・マヌーヴァが昨年発表したEP『Switching Sides』でプロデュースも手がけていたが、自身のフル・アルバムとしては『Watch Me Dance』以来およそ6年ぶりとなるニュー・アルバムが完成。『Foreign Light』と題されたこの新作では、全10曲中なんと8曲にアンドレア・マーティンをフィーチャーしており、実質アンドレア・マーティンとのコラボレーション・アルバムのような形となっている。

アンドレア・マーティンは、90年代にモニカの“Before You Walk Out Of My Life”、SWVの“You're The One”、アン・ヴォーグの“Don't Let Go (Love)”といった全米トップ10ヒットを生んできたソングライターであり、自身も1998年に『The Best Of Me』でデビュー。ヒットはしなかったものの、隠れた名盤としてR&Bファンには知られる作品だ。2000年代に入っても、アンジー・ストーンの“Wish I Didn't Miss You”、全英チャート1位になったブルー・カントゥレルの“Breathe”、レオナ・ルイス“Better In Time”などを手がけ、2009年には自らプロデュースも務めたメラニー・フィオナの“It Kills Me”がR&Bチャートで9週間1位となるロング・ヒットを記録したほか、グラミー候補にもなった。

近年は、ファンテイジアの“Lose To Win”やロバート・グラスパー・エクスペリメント“Yet To Find”などに関わる一方で、カニエ・ウェスト指揮によるコンピレーション『Cruel Summer』にてプッシャー・Tらによる“The Moning”、またプッシャー・Tのミックステープ『Wrath Of Caine』でその印象的な歌声を聞かせたが、特にフリーメイソンズ“Nothing To Lose”、シフト・キー“Cryring In My Sleep”、レッドライト“W.T.L”と、ダンス系を中心とした英プロデューサーたちから続々とオファーを受けていたところ。トドラ・Tとは、彼の久々のオリジナル新曲の発表となった2016年のレゲエ・チューン“Always”でコラボレーションしていたが、トドラ・Tの新作『Foreign Light』で全面的にフィーチャーされることになった。

トドラ・Tが新たに立ち上げたSteezeという自主レーベルから7月28日発売となるこの『Foreign Light』には他に、英ベテラン・グライムMCのワイリーや英若手女性ラッパーのステフロン・ドンらがゲスト参加しているのに加え、“Magnet”には鬼才ピアニストのチリー・ゴンザレスが共同プロデュースで関わっている。エレクトロニックなダンス・ミュージックとソウル~R&Bの融合には定評があるトドラ・Tだが、久々のアルバムで新たな境地も見せることになりそうだ。

1. Blackjack21 (feat. Andrea Martin)
2. Won't Admit It's Love (feat. Andrea Martin & CASisDEAD)
3. Beast (feat. Andrea Martin & Stefflon Don)
4. Ungrateful (feat. Andrea Martin)
5. Foreign Light (feat. Andrea Martin & Coco)
6. Foundation (feat. Addis Pablo)
7. Always (feat. Andrea Martin & Silkki Wonda)
8. Tribute (feat. Wiley)
9. Faithful Skit (feat. Andrea Martin)
10. Magnet (feat. Andrea Martin)

最終更新:7/10(月) 21:50
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