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禁じられた改札タッチ、「とてつもない金額」とは? 話題の「JR看板」を調べてみた

7/11(火) 7:00配信

withnews

 JR桜木町駅(横浜市)の改札に7月4日、一時的に置かれた看板が話題になっています。「振替乗車のお客様へ 改札機にはタッチしないでください」と呼びかけ、締めの言葉は「とてつもない金額が引かれます!!」。力の込もった書きぶりに、ツイッターでは看板の写真が3万6千回以上リツイートされています。しかし「とてつもない金額」とは幾らなのでしょうか。(朝日新聞デジタル編集部・信原 一貴)

【拡大画像】「とんでもない金額!!」JRの立て看板を詳しく紹介

なぜ「タッチしないで」?

 看板は、以下のような内容です。

▼▼
京浜急行線より振替乗車のお客さまへ

改札機にはタッチしないで下さい

*とてつもない金額が引かれます!!
▲▲

 7月4日は京急線で人身事故が発生。品川-京急川崎間で運転見合わせとなり、JRなどが振替輸送をしていました。看板は桜木町駅員が設置。JR東日本は取材に「もっと分かりやすいご案内をすべきだった」としていますが、興味を引かれる内容でもあります。

 振替輸送で到着した人は、なぜIC定期券を改札にタッチして出てはいけないのでしょうか。

 JR東日本に聞くと「入場記録のある駅からの運賃を、IC定期券から差し引いてしまうため」と教えてくれました。

 定期券や乗車券を買って、お金を支払い済みの人を助けるための振替輸送なのに、意味が無くなるというわけです。

運賃ふくらむ理由は?

 しかし「とてつもない金額」の部分は、疑問が残ります。特別に運賃がふくらむ理由があるのでしょうか。

 JR東日本からは、こう回答がありました。

 「金額は、改札を通らないルートの運賃を差し引くことになります」

 どういうことでしょうか。

 振替輸送で他路線に乗り換えるときは、基本的に係員通路などを使うため、IC定期券に改札を出入りした記録が残りません。

 そのまま桜木町駅でタッチすると、システムは厳密に運賃を計算します。京急線から一度も改札を出ずに、JR桜木町駅までたどりつけるルートを見つけ、その分の運賃が差し引かれてしまうのです。

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最終更新:7/11(火) 7:19
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