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行き場を失った牛たちを救え 避難所には仮設風呂も 福岡・豪雨被災地の週末 

7/10(月) 19:00配信

TNCテレビ西日本

テレビ西日本

警察や消防による行方不明者の捜索が続く朝倉市の杷木松末地区。

道が寸断され、孤立状態になった集落に向かうため、警察や消防が丸太で川を渡っていく姿がみられました。

【記者】「朝倉市の杷木地区です。こちらには10頭を超える牛が取り残された状態となっています」

豪雨災害のあと行き場を失っていた牛たち。

ようやく引き取り先が見つかり、牧場からの大移動が始まりました。

【牧場関係者】「隣の市にある別の酪農家のところに」
【記者】「とりあえず一時避難ですか?」
【牧場関係者】「そうですね」

しかし、ほとんどの道路は崩落している状態。

一頭の牛を数人がかりで慎重に誘導します。

【記者】「一番狭い道は人力で牛を運びますが、嫌がっているようです。牛が抵抗しています」

突然、牛が前に進まなくなりました。

その先にあったのは、崩落の影響で、極端に狭くなった道です。

牛も恐怖を感じたのでしょうか。

【記者】「いま通りました」

孤立していた牛たちをなんとか避難させることができ、関係者からは安堵の声が聞かれました。

【牧場関係者】「(これまで)なすすべがなく見ていることしかできなかった」
【記者】「牛は、今からどちらに?」
【牧場関係者】「朝倉市内や隣の市にも行く」
【記者】「とりあえず良かったですね」
【牧場関係者】「はい」

そんな中、石井啓一国土交通大臣は9日、朝倉市を訪れ、福岡県の雨量計で1時間の最大雨量が169ミリ、24時間の最大雨量は829ミリを記録したとの説明を受けました。

このあと石井大臣は、朝倉市の森田俊介市長のもとを訪れ、会談で森田市長はインフラ復旧などの支援や激甚災害の指定などを求めました。

【朝倉市 森田市長】「もう本当に、形も私の知っている集落じゃない。この地域をどうするかということを考えて、その上でどういう復旧していくかあわせて考えなければならない」

一方、朝倉市の避難所。

疲労の色がにじむ被災者たちのために、自衛隊が仮設風呂を設置しました。

【避難所の人】「あ、気持ちいい、最高じゃ」「気持ちいい、最高やね」

先が見えないふるさとの復旧。

朝倉市と東峰村では、あわせて1千300人以上が現在も避難所生活を余儀なくされています。

テレビ西日本

最終更新:7/10(月) 19:00
TNCテレビ西日本