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スッポン、地味に「生きる化石」だった 世界最古の化石、福井で見つかる 恐竜も食べたかも?

7/14(金) 7:00配信

withnews

 スッポン。その名前の響きは誰もが引き込まれる何かがある気がします。そんなスッポンですが、世界最古のスッポンの化石が日本で見つかったこと、ご存じですか? あまり知りませんよね…。今年4月、福井県で見つかりました。約1億2千万年前、恐竜たちが生きていたのと同じ時代のものです。世界最古ってすごい話だと思いますが、結構雑に扱われているスッポン、実はすごいやつらでした。(朝日新聞福井総局記者・影山遼)

【イラスト解説】なるほどそうだったか!スッポンとカメの違いが一目でわかるイラスト

最古!でも地味な扱い

 今回新たに最古だと分かったスッポン科(いわゆる私たちの想像するスッポンです)の化石。見つかっていたのは福井県勝山市の白亜紀前期の地層です。これまでに発掘された世界中のどの地層よりも、この地層が古い時代だったため、世界最古だと分かったらしいです。

 世界最古という衝撃的な発表。夕方に一息ついた時、福井県立恐竜博物館からポンと投げ込まれただけでした。「スッポン? 恐竜なら大ニュースだけど、スッポンってどうなの」と各社の記者たちが頭を抱えました。恐竜の化石の場合、基本的に会見が開かれますが、スッポンではなく…。扱いが地味です。

恐竜の「ついで」

 一体どうやって見つけたのでしょう?

 恐竜博物館によると「恐竜の調査のついで」。スッポンなどのカメの化石(スッポンはカメの仲間です)はわざわざ発掘するわけではないのだとか。研究費がつく恐竜の化石の発掘の時に、あくまで「ついで」で大量に出てくるんだそうです。

 切ない話ですね。かわいそうなスッポン…。

 恐竜博物館が調査結果を発表する時も、スッポンなどのカメは明らかに扱いが雑です。「これはフクイサウルスとみられます! これはフクイラプトルの可能性が高いです! 新発見の恐竜の部位もあります! あー、あとはカメの化石が約千点ありますね…」と、こんな感じです。恐竜博物館内のカメの化石の展示もかなり控えめです。

 海外ではカメの化石の破片は見向きもされないこともあるという存在ですが、世界中どこでも(寒冷な地域を除いて)分布しています。そのため、標本の奪い合いになることもないといいます。化石になってもなお、争いを望まないカメたちは立派です。

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最終更新:7/15(土) 12:27
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