ここから本文です

全国高校野球静岡大会1回戦 浜松球場(9日)

7/10(月) 8:06配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 ■浜名サヨナラ 聖隷破る

 ▽1回戦(浜松第1試合)



 聖隷クリストファー

 002100000―3

 101000101x―4

 浜名

 ▽二塁打 山田、高良(聖)桑原、山田(浜)

 ▽試合時間 1時間57分



 【評】浜名が石黒のスクイズ(記録は内野安打)で聖隷クリストファーにサヨナラ勝ちした。

 浜名は1点を追う七回、代打山本捷の安打と犠打、鈴木の適時打で同点。九回も山本捷の中前打を足掛かりに1死満塁とし、スクイズで勝ち越した。主戦若松朋は五回以降を3安打無失点に抑えた。

 聖隷は左腕河合が粘投したが、打線が後半に勢いを欠いた。



 ■強豪対決 スクイズ決着

 西部の強豪同士の対決は、劇的な幕切れが待っていた。同点で迎えた九回裏、1死満塁で打席に立った浜名の石黒は、聖隷クリストファーのバッテリーの隙を突き、初球スクイズを敢行。三走山本捷が好スタートで本塁に飛び込み勝利をもぎとった。

 「プラン通り」。浜名の横山監督は会心の笑顔だった。想定したスコアは5-3。投手力はほぼ互角、打力は劣るとみて、機動力で補おうと全員にバント練習を徹底した。当日朝も練習したという石黒は「スクイズは得意。(サインが出て)よし来たと思った」。

 1点を追う七回の代打攻勢もことごとく的中。下位打線の2年の打席に、山本捷ら3年の代打3人をつぎ込んだ。山本捷は今春、右太もも裏の肉離れで離脱していたが本来は主力。七回と九回に先頭で安打を放ち、期待に応えてみせた。「変化球で崩されても、対応できる自信があった」と胸を張った。

 右腕若松朋は「(聖隷の河合より)先にマウンドを降りるつもりはなかった」と打線の援護を受けて後半、ギアを上げた。激戦を制した浜名は次戦、今春の選抜に出場した静岡に挑む。若松朋は「今日は打者に助けられた。次は自分が引っ張る」と力強く宣言した。



 ■昨秋県覇者 敗退

 「自分のせい。最後までやりきれなかった」。昨秋の県覇者、聖隷クリストファーの主戦河合は終始、厳しい表情で自分自身を責め続けた。

 昨秋の県大会準決勝で静岡、決勝で藤枝明誠を連続完封。一躍脚光を浴びた左腕は緻密な制球力と、緩急で巧みに打者のタイミングをずらし、凡打の山を築く技巧派。浜名戦も走者を出しながら最少失点に抑えたが、「制球が付かず甘い球を打たれた」と納得できる内容ではなかった。

 決勝打となったスクイズはバッテリーにとって予想外。「簡単にカウントを取りにいってしまった」。悔し涙が止まらなかった。



 ■湖西、中盤に集中打で逆転

▽1回戦(浜松第2試合)

 藤枝東

 400010000―5

 10025000×―8

 湖西

 ▽三塁打 小田切(藤)

 ▽二塁打 北谷、尾崎、村上(湖)

 ▽暴投 水野2(湖)

 ▽野選 水野(湖)

 ▽三重殺 湖西1

 ▽試合時間 2時間4分



 【評】湖西が中盤の集中打で藤枝東を逆転した。

 湖西は初回、主戦水野が制球に苦しみ4点を失った。四、五回に長短6安打を集めて7点を挙げ、水野も二回以降は被安打6、1失点と粘投。最終回の無死一、二塁のピンチは三重殺で締めた。

 藤枝東は初回の小田切の3点三塁打でつくったリードを守り切れなかった。



 ■静岡学園 片山が粘投

▽1回戦(浜松第3試合)

 静岡学園

 200004100―7

 001010210―5

 浜松湖南

 ▽三塁打 松井(浜)

 ▽暴投 片山(静)土井2(浜)

 ▽試合時間 2時間34分



 【評】静岡学園は11四死球に12安打を絡めて加点し、浜松湖南を退けた。

 静岡学園は一回、西山の2点適時打で先制。同点で迎えた六回、相手の制球難に乗じて4点を加えた。主戦片山は5度先頭打者を出すなど苦しみながらも要所を締めた。

 浜松湖南は安打数で上回ったが、14残塁が響いた。

静岡新聞社