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為替に素直に反応できるかどうか戻り限られそう

7/10(月) 8:10配信

ZUU online

まるで梅雨が明けたかのような天気です。昨日は電車の中から大きな赤い月を見て、今朝はまた、雲にかかった月を見て元気をもらった感じです。株式市場も欧米の利上げ気運から世界的な金余りからの変調が見られ、日銀の国債買いでしのいだということでしょう。

ここからさらに欧米での金利上昇の影響などが取りざたされると、一気に手仕舞い売りに押されるということもありそうです。引き続き東芝に替わる日経平均採用銘柄が何になるかということも注目であり、今週はオプションSQ(特別清算指数)算出もあり、波乱含みとなりそうです。

先週末の米国市場が堅調、為替も円安に振れたことが好感されて本日の日本市場は買い先行となりそうです。ただ、円安をどこまで素直に反応していいのかということもあり、戻りも限られそうです。日銀や年金の買いも期待されますが、上値の重さが嫌気されると冴えない展開になりそうです。

引き続き2万円の攻防ということになりそうです。2万円を超えると手仕舞い売りに押されということになりそうですし、為替に素直に反応できるかどうかということになりそうです。円安一服となれば戻りれば売りということで2万円前後での動きが続きそうです。当面の動きとしては調整感が否めず、19,700円~800円水準を試すことになるのだと思います。

■本日の投資戦略

米国の利上げの影響がジワリと出ている感じですが、やはり欧州も含めて「世界的な金余り」から状況が変わりつつあるということでしょう。欧州でもデフレの懸念がなくなったということであれば、今度は早くもインフレへの懸念が取りざたされるということになれば、世界的な金余りから世界的な金利上昇という方向に行きそうです。日本ではまだ金融緩和縮小の気配もないのですから、金利差から円安になりそうです。ただ、素直に円安に反応することになるのかどうかということが問題です。

円安にしっかりと反応すると株価もしっかりと上昇となってくるのでしょうが、円安メリット銘柄が買われるかどうかということです。すでにひと相場終わったようなハイテク銘柄も多く、上値は限られそうです。自動車株が買われるかというと米国での自動車ローンの問題などもあって楽観的に見るわけにもいかず、買い難さはあると思われます。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:7/10(月) 8:10
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