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25打席無安打 ハム中田の不振の裏に今オフ阪神移籍の重圧

7/10(月) 12:22配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 ソフトバンクに一矢報いて連敗は「5」でストップ。歓喜に沸く試合後の日本ハムベンチでひとり、蚊帳の外だったのが中田翔(28)だ。

 9日は4打数ノーヒット。前日はプロ初の1番でスタメン起用という栗山監督の荒療治も奏功せず、4打数無安打3三振。これで連続無安打は25打席まで延びた。

 頭髪に加えて顎ひげまで金色に染めるなど、一見、番長タイプ。豪放磊落な風貌とは裏腹に、しかし、中身は意外にも神経質というか、ナイーブだという。

「あれはプロ2年目の2010年のことです」と、さる日本ハムOBがこう言った。

「4月の二軍戦で左膝半月板を損傷した。本人はシーズン中の手術を逡巡していましたけど、首脳陣のひとりに『すぐに治療すべき、手術を受けて真剣に野球に取り組まなければオフに自由契約にするぞ』と脅され、本気でクビになるんじゃないかと心配した。それで慌てて手術を決断したのです」

■阪神移籍がプレッシャーに……

 中田はこのまま順調にいけば、今季中に国内FAを取得。オフにFAを行使しての阪神移籍が確実視されている。既定路線であるがゆえに、それがプレッシャーとなって開幕からつまずいているという。

「今年こそいい成績を残して、いい条件を手にしなければ移籍の意味がないだろう」「いくら既定路線であっても、今年の成績があまりにもヒドければ、さすがに阪神は手を引くんじゃないか」といった周囲の冷やかしの声を真に受けて力みまくり、ドツボにはまっているというのだ。

 中田は9日現在、打率・221、11本塁打、46打点。日本ハムはすでに来季構想から外しているとの指摘もあるし、獲得が内定しているらしい阪神にしてもここまで打てなければ中田から手を引いたとしても不思議ではない。

 ましてこの日は、7年目の中谷将大(24)が四回に10号先制2ランを放てば、ルーキーの糸原健斗(24)がプロ1号本塁打とサヨナラ打を含む4安打3打点の活躍でヒーローに。金本チルドレンの活躍で巨人戦の3連敗を阻止したのだ。

 年俸2億8000万円の高給取りは今オフ、路頭に迷う可能性すらある。