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「政治変え、生活変わる」 西中間さん、福祉の経験生かす 那覇市議選

7/10(月) 10:39配信

琉球新報

 「感謝で胸がいっぱい」。市議選初挑戦で当選を果たした西中間久枝さん(43)=共産=は「大切な一票を託していただいた。全力で頑張る」。選挙事務所で支援者らの祝福を受け、涙を流して喜んだ。


 両親とも体に障がいがあった。父は大工の手伝い、母は車椅子で内職。懸命に働く2人の背中を見てきた。母からは「もっと大変な人がいる。弱い立場の人に優しくできる人になりなさい」と言われて育った。

 家計は厳しかった。日中は喫茶店などでアルバイトし、夜、定時制高校に通った。卒業後は那覇市身体障害者福祉協会で働き、障がいのある人を支援してきた。看護助手としても働いた。そのような中で「政治が変われば生活は変わる」との思いを強くしてきた。

 29歳のころ、共産党に入党した。昨年、市議選出馬の要請を受けた。迷ったが、夫の武海さん(40)が背中を押してくれた。

 掲げた政策は、国保税の引き下げや子ども医療費の無料化。街頭演説では緊張してマイクを持つ手が震えた。それでも「福祉の手が届いていない人たちがたくさんいる。貧困と格差をなくしたい」と語り掛けた。長年の知人男性(69)は「苦労をいとわない人で常に謙虚」と話し選挙戦を支えた。

 10日午前0時20時ごろ、選挙事務所に当確の知らせが入った。西中間さんは集まった支持者らと抱き合い「戦争も貧困もない社会を実現するため、全力で頑張る」と力を込めた。

 選挙期間中「明るくしたい」と、左胸にヒマワリのコサージュを着けて戦った。それに負けない、明るい笑顔の花を咲かせていた。

琉球新報社

最終更新:7/10(月) 10:39
琉球新報