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阪神・中谷がふた仕事!先制弾&サヨナラお膳立て「つないでいこうと」

7/10(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、阪神7x-6巨人、13回戦、巨人7勝6敗、9日、甲子園)最悪の流れを、ひと振りで変えた。九回に3点差を追いつかれた。直後の攻撃も、糸井と福留が倒れた。延長突入か-。しかし、この男が空気を変えた。中谷だ。

 「勝ちにつながるバッティングができました。(試合展開が)どうなるかわからなかったので、つないでつないでいこうと思っていました」

 6-6の九回二死、カウント2-2と追い込まれながらマシソンの高めに浮いた変化球を振り抜き、力で左翼まで持っていった。直後の荒木は四球を選んで、一、二塁。糸原の中越え二塁打で、大歓声のなか、右拳を突き上げると、雄叫びをあげながらサヨナラのホームを駆け抜けた。

 三回二死一塁でも山口俊から左翼へ先制9号2ランをたたき込み、「おっしゃー!!」と叫んでいた。6日のDeNA戦(横浜)以来、3試合ぶりの一発で、チーム単独トップに立った。一回。一死満塁という絶好機で空振り三振に倒れた悔しさを、試合の中できっちりと晴らした。

 好不調の波が大きい若虎。失敗を引きずってしまうことも目につき、4月25日のDeNA戦では1試合で4三振も…。それだけに金本監督も「きょうはそれがなかったのかな、と。1年間戦っていく中で切り替えが大事ですから」と成長を認め、中谷も「1打席目にやられたので、同じ失敗をしないようにしっかり打てました」と胸を張った。

 豪快な打撃が持ち味だが、繊細な“心遣い”も忘れない。どんなときもバットは必ずケースに入れてベンチに持ち込む。「試合用の1本だけです。大切にしているので」。昨年から習慣づけているという。結果にこだわる姿勢は、道具への愛着にもつながった。信じた相棒を手に、G倒に大貢献だ。

 新助っ人ロジャースがやってくれば、まずは一塁で使われるだろう。外野もできる中谷だが定位置争いは激しさを増す。このままでは終われない-。右の大砲候補が真の覚醒を果たしたとき、猛虎打線は大きく変わるはずだ。

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