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クラブを“バシッ” 許されない今平周吾の最終18番での蛮行

7/10(月) 12:34配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【セガサミーカップ】

 そのシーンを目撃した瞬間、目を疑った向きは少なくなかったはずだ。

 終盤まで優勝争いをしていた今平周吾(24)が、最終18番パー5で2オンに挑戦し、グリーン手前の池につかまった直後だ。手にしていた3番ウッドをキャディーバッグ目がけて思い切り投げつけた。テレビ中継では“バシッ”という大きな音が響いた。

「エッジまで残り246ヤード。普通に届く距離だったので3番ウッドで狙いました。(ヘッドがボール)手前から入ってちょっと引っかかって池に入っちゃいました」(今平)

 首位と1打差2位発進の最終日は13番までに4つ伸ばして通算16アンダーと単独首位に立ち、ツアー2勝目に近づいていた。

 ところがワンオン可能な14番パー4ではドライバーを左に大きく曲げてパーセーブがやっと。ここで勝ったC・キム(27)がバーディーを決めて首位タイに並ばれると、17番バーディーのキムに対して今平はパーで1打ビハインドの2位。そして最終18番での池ポチャからボギーとすると黄重坤(25)にも抜かれて3位フィニッシュだった。

 評論家の宮崎紘一氏が、「道具に八つ当たりするのはプロとしての自覚が欠けている」とこう続ける。

「まずファンに対して失礼でしょう。そして多額の契約金を支払うスポンサーのクラブメーカーに対しても無礼です。メーカーはあのシーンでピンそばにつけて欲しいと思う。クラブ評価が上がり、注目されて市場で売れるからです。それが池ポチャでクラブを投げつけたら、まるでクラブが悪いみたいに見えてしまう。技術の未熟さを棚に上げて、サポートするスポンサーに迷惑をかけたことになる。また解説で出演した青木功JGTO会長にも失望です。人を育むをテーマに掲げておりプロのひどい行為を見たら、“見苦しいシーンをお見せして申し訳ない”とまず謝る立場です。結局、青木も身内のプロに甘いのがよくわかります」

 今平は、これからの男子ツアーを背負っていく注目の若手であり、好青年のイメージもあった。それを全部ぶち壊す蛮行だったのだ。