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【西東京】さらば、逆一本足打法!和光・室橋の夏が終わった

7/10(月) 6:03配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権西東京大会 ▽1回戦 和光1―12上水=5回コールド=(9日・多摩)

【連続写真】逆一本足打法はこう打っている

 室橋が打席に入ると、観客がフォームをマネして左足を上げる。逆一本足打法の使い手はしかし、2打数無安打でコールド負け。4回の最終打席は見逃し三振で夏を終え、「実感は全然ない。終わったとは思えなかった」と強がった。

 左打席で軸足の左足を上げてから振るユニークすぎる打法は、体重移動が苦手なために高1の冬から始め、母親の姿見を見ながら練習した。第1打席から披露したが、2打席目は、追い込まれると封印。「早いフォームの投手にタイミングがとりきれない」と、最後は普通のフォームでストライクを見送った。

 超個性派球児は、遊撃の守りでも異例の「指2本出し」を見せた。グラブから左手の人さし指と、中指まで出して捕球する。中3の冬に購入したグラブが小さくなったが、昨夏は捕手を務めるなど、選手12人のチームで定位置が決まらなかったため、買い替えられず。少しでもつかみやすくするため、指を2本出すようにした。初回2死から遊直をさばくなど、無難にこなした。

 幼少期には段ボールの空き箱で自動改札機を作ったこともある器用な芸術家タイプ。木工職人の父・義包(よしかね)さん(46)に付き添い、冬の間は部活を休んで東京ディズニーランドの「アナと雪の女王」やイースターのパレード用の乗り物の床など、木工部を製作し、ネジ留めなどを手伝った。

 卒業後の進路は美大か農大かで悩んでいる。農業系に進んだ場合は「大根踊りでもするんじゃないですか」と我が道を貫く。野球を続けるかという問いには、「やめます。十分楽しんだんじゃないかな」と笑顔で言い切った。さらば、逆一本足打法―。(水野 佑紀)

最終更新:7/10(月) 7:42
スポーツ報知