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八重農、続く進撃 夏の甲子園沖縄大会準々決勝

7/10(月) 11:27配信

琉球新報

 高校野球の第99回全国選手権沖縄大会第9日は9日、沖縄セルラースタジアム那覇とコザしんきんスタジアムで準々決勝4試合を行った。八重山農林は6―2で浦添商に勝利し、初の準決勝進出を果たした。糸満は第1シードの沖縄尚学を3―2で破り、2年ぶり12度目の4強入りを決めた。第3シードの美来工科は3―1で宜野座を退け、前身の中部工時代を含め、38年ぶり3度目のベスト4進出。第4シードの興南は3―0で宮古を零封し、2年ぶり26度目の4強に駒を進めた。準決勝は15日、沖縄セルラースタジアム那覇で行い、糸満―興南、八重山農林―美来工科のカードとなった。


◆多彩な4人、継投策はまる

 

 初の準々決勝の舞台で、八重山農林が投手4人の継投戦術と好采配で、浦添商業を封じた。砂川玄徳監督は「上での戦いに向け、さらに投手2人が控えている。(継投の)秘策はまだありますよ」と、さらなる快進撃を予感させた。

 先発仲野太陽が初回を抑えると二回に打線が火を噴いた。2死から6番仲間明日貴の内野安打に、7番西玉得隼が四球を選ぶと8番仲野が左前打で好機をつくる。ここで初スタメンの9番大城琉がチェンジアップを中前に運ぶ2点適時打。さらに1番鷹野蒼治郎の適時二塁打でこの回で計3点。主導権を握った。

 二回裏からは嘉弥真大輔、登野城吉紘が2失点で抑えると、終盤にも底力を見せつけた。まず七回、3番宮城羅が「打った感触も軽く、気持ち良かった」と公式戦初本塁打で投手陣の奮闘に応えた。停滞しかけた試合の流れを一気に引き寄せると、八、九回にも1点ずつを奪った。

 最後を抑えたのは4番手の屋良部将司。九回、浦添商下位打線の気迫に押されつつも「上位につなげられたら逆転される」と粘投。最後の打者にライナーで右方向へ返されたが、二塁手西玉得が素早くキャッチし、屋良部を助けた。

 八重山や八重山商工と常に切磋琢磨(せっさたくま)してきたおかげで「実践経験に基づく粘り強さがある」と東与那覇明寛主将。準決勝の美来工科戦も「投手陣の守備から打撃の好機へつなぐ」と意気込んだ。(嘉陽拓也)


<きのうの結果>
▽準々決勝
糸満 3―2 沖尚
八重山農林 6―2 浦添商
興南 3―0 宮古
美来工科 3―1 宜野座

琉球新報社

最終更新:7/11(火) 15:47
琉球新報