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福島千里 5大会連続世界陸上逃すも笑顔の再出発 0・1秒及ばず…

7/10(月) 6:05配信

デイリースポーツ

 「陸上・南部忠平記念」(9日、厚別公園陸上競技場)

 女子100メートル決勝が行われ、女子短距離の第一人者・福島千里(29)=札幌陸協=は11秒36(追い風1・3メートル)で優勝したが、世界選手権参加標準記録(11秒26)を突破できず、09年ベルリン大会から続いていた5大会連続の世界選手権代表を逃した。

【写真】「力を出すだけ」と最後のチャンスへの決意を語っていた福島だったが…

 懸命なラストアタックも届かなかった。絶好の追い風が吹いていた決勝。好スタートから後半一気に抜け出し、独走でゴールを駆け抜けた福島だったが、今季自己ベストだったものの、世界選手権参加標準に0・1秒及ばず。「残念ですね。少し硬くなってしまった…。次(世界選手権)がないのがすごく残念」。悔しそうに電光掲示板を見つめた。

 ほろ苦いプロ1年目となった。今年1月に「責任を持って、結果にこだわりたい」とプロ宣言。しかし、シーズン序盤から足にけいれんを起こし、失速や途中棄権するレースが続いた。記録を伸ばしきれず、6月の日本選手権では10年ぶりに無冠。世界選手権出場も逃し、ここまで女子短距離をけん引し続けてきた29歳にとっては、厳しい現実が立ちはだかった。

 ただ、この日は地元北海道のファンの前で、予選から本来の福島らしい、最後まで風のように駆け抜ける姿を見せた。復調への手応えをつかんだ。「(けいれんの怖さに対する質問が出るのは)これが最後」ときっぱり。「ラッキーじゃなく、残念ながらですけど、(世界選手権を逃して)すごく時間がある。無駄にしないようにしたい。自分で“よし、これで前に進める!”っていういい目標を見つけたい」と最後は笑顔で再起を誓った。