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<九州豪雨>朝倉で1人心肺停止 一部で新たに避難指示

7/10(月) 11:27配信

毎日新聞

 九州北部豪雨の被災地では10日午前も、安否不明者らの捜索活動や所在確認が続き、福岡県朝倉市では心肺停止の状態で1人が発見された。また、山崩れの恐れがあるとして同市の一部には9日新たに避難指示が発令され、甚大な被害を受けた同市と福岡県東峰村、大分県日田市の避難者数は10日正午現在、依然計1724人に上っている。

【九州豪雨】福岡、大分で捜索続く 活動見守る被災者

 福岡県警によると、10日午前8時ごろ、朝倉市杷木松末での捜索活動で、赤谷川中央付近で土砂に埋まった形で心肺停止状態の1人が見つかった。性別や年齢は不明という。

 現在の避難者の内訳は、朝倉市1027人▽日田市384人▽東峰村313人--。朝倉市では9日午後に山崩れの恐れがあるとして、杷木地区115世帯316人に避難指示を発令して避難者が増加した。

 気象庁によると、梅雨前線は朝鮮半島付近に北上する一方、九州北部には暖かく湿った空気が流れ込んできている影響で局地的に激しい雨が降る恐れがある。これまでの雨で地盤が緩んでいる地域もあり、引き続き土砂災害に警戒するよう呼びかけている。

 一方、10日の最高気温は日田市と福岡県久留米市でともに32度が予想され、9日に続き、被災地は真夏日となる見通し。日田玖珠広域消防組合消防本部によると、日田市内の避難所で9日、熱中症の疑いで男性1人が搬送された。

 JR九州は10日、川に架かる鉄橋が流失したうきは-日田間など運転を見合わせている久大線の一部区間でバスによる代行輸送を始めた。線路に流木や土砂が流れ込んで運転を見合わせている日田彦山線添田-夜明間は道路状況の確認ができておらず、代行輸送は計画していないという。

 西日本高速道路によると、山崩れの恐れがあるため、9日夜から大分道杷木-朝倉の両インターチェンジ間の通行止めを継続している。

 ◇ため池決壊恐れで避難指示

 10日午後、朝倉市の一部でため池が決壊する恐れがあり、233世帯655人に避難指示が出た。

【蓬田正志、遠山和宏】

最終更新:7/10(月) 13:28
毎日新聞