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また背信投…山口俊にFA巨人入りの先輩・相川が説く「逆風の宿命」

7/10(月) 16:46配信

東スポWeb

 巨人が9日の阪神戦(甲子園)に6―7でサヨナラ負けし、連勝は2で止まった。決勝打を許したのはマシソンだが、それ以上に誤算だったのは5回6失点の先発・山口俊投手(29)。2試合連続の背信投球で周囲から向けられる視線は厳しさを増すばかりだ。FA戦士が背負う宿命と、どう向き合うべきか。同じくFAで巨人入りした大先輩・相川が飛ばしたゲキは――。

 9回に3点差を追いつき、ムードは悪くなかった。しかし、直後にマウンドに上がったマシソンが二死一、二塁とピンチを招き、大当たりの新人・糸原に中越えへ運ばれて敵地3連勝を逃した。

 それでも由伸監督がマシソンを責めることはなく「そこよりも、今日は山口俊にもうちょっと頑張ってもらわないといけなかった」と表情をこわばらせた。FA右腕は3回に中谷の先制2ランを浴びたのを皮切りに、味方が同点に追いついても直後に失点するパターンの繰り返し。そして3―3の5回には糸原の2ランなどで3失点。流れを呼び込めないまま9安打、6四死球で降板を余儀なくされた。「いい攻撃でリズムを作ってくれていたので…」と言葉を詰まらせた山口俊は「反省です」と肩を落としてバスへ乗り込んだ。

 前回2日のDeNA戦(東京ドーム)では4回9安打、6失点KOで移籍後初黒星。古巣との初対決は異様な空気に包まれ、容赦ないヤジが飛んだ。予告先発で名前がアナウンスされただけでブーイングを浴びた。由伸監督は「次は頑張ってほしい。頑張ってもらわないといけない投手なんでね」と期待するが、2試合続けて結果を残せなかったことでG党も含めた周囲からの風当たりが強まることは間違いない。

 今後、山口俊はFA戦士に宿命づけられた逆風にどう立ち向かえばいいのか? 横浜(現DeNA)からヤクルト、そして巨人へFA移籍した相川は、自分と似た境遇にいる後輩についてこう語っていた。

「僕らは独特な世界にいる。FAで移籍すれば(古巣やファンから)『裏切り者』と言われることもある。でも自分で(移籍先を)選べる権利があるわけだから使えばいいと思う。僕らは野球選手ですから。FAを取ったら、自分で行きたいところに行くべきだと僕は思う。(山口俊も巨人で)やれる自信がなかったら来ないでしょ。やれる自信があるから来たんだと思う」

 横浜時代にはバッテリーを組み、山口俊の巨人入りが決まった後は年始からの海外自主トレをともにした。そんな頼れる先輩の言葉を今こそ思い返すべきだろう。

最終更新:7/10(月) 19:17
東スポWeb