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筧被告、元夫殺害認める=否認一転「借金返せる」―連続不審死で本人質問・京都地裁

7/10(月) 11:14配信

時事通信

 京都や大阪などで起きた連続不審死事件で、男性4人に対する殺人罪などに問われた筧千佐子被告(70)の裁判員裁判の公判が10日、京都地裁(中川綾子裁判長)であった。

 初の被告人質問が行われ、同被告は元夫の勇夫さん=当時(75)=殺害について、「間違いありません」と述べた。

 筧被告は6月26日の初公判で、「弁護士に全て任せてあります」と陳述。弁護側は、同被告が認知症で責任能力がないなどとして全面無罪を主張していた。勇夫さんは2013年12月28日に死亡。体内から致死量の青酸化合物が検出された。

 検察側の尋問で、筧被告は勇夫さんに毒物を飲ませたと認め、「だまして飲ませた」「多分、健康食品のカプセルに入れた」などと供述。青酸を含む薬品を、過去にTシャツプリント業を営んでいた際、出入り業者から譲り受けたと明かした。

 動機については、「(勇夫さんが亡くなれば)潤う、借金が返せる」と述べ、遺産目当てだったとしたほか、勇夫さんが以前交際していた女性と金銭面で差別されたと主張。勇夫さんに対し、「申し訳ない気持ちが50%。不信感、腹立たしい気持ちが50%」などと語った。

 一方、「(自分が)老人性痴呆になっている」とも話した。検察側は「同被告は認知症だが、軽度で責任能力や訴訟能力に問題はない」と指摘した。 

最終更新:7/10(月) 12:18
時事通信