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<奈良市議選>「維新」で当選に憤慨 落選の「維新」

7/10(月) 19:54配信

毎日新聞

 9日投開票された奈良市議選(定数39)で、国政政党の「日本維新の会」と同一名の政治団体を設立し、公認候補として出馬した現職が最下位で当選した。一方、国政政党の公認で出馬した新人の1人は26票差の次点で落選。法律上の問題はないが、政党の維新側は「有権者を欺いている」と憤慨している。

 最下位で当選したのは松下幸治氏(44)。松下氏は、2016年4月、自身を代表に政治団体「日本維新の会」の設立を総務省に届け出た。当時、政党の維新は「おおさか維新の会」の名称で活動しており、同年8月に日本維新の会に名称を戻した。

 同省によると、政治資金規正法では、既存政党と同一の名称は使えないが、松下氏が届け出た時期は、政党の日本維新の会は存在せず、問題はないという。一方、政党が政治団体と同じ名前を使うことに規制はない。

 松下氏は「(自分は)維新支持者で、党が盛り上がればと政治団体を設立した。有権者を紛らわせてしまっていたら申し訳ない」と話した。日本維新の会代表の松井一郎・大阪府知事は「姑息(こそく)な手段で当選されたんだと思うが、それも含めて民意なので仕方ない」とコメントした。【塩路佳子】

最終更新:7/10(月) 20:19
毎日新聞