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全国初、内陸部でヒアリ=愛知・春日井市の倉庫―新潟・長岡市でも疑い

7/10(月) 15:58配信

時事通信

 環境省は10日、南米原産で毒性が強い「ヒアリ」が名古屋港の飛島ふ頭(愛知県飛島村)のコンテナヤードと、荷物が搬送された内陸部の同県春日井市の倉庫で計17匹程度見つかったと発表した。

 港湾エリア以外の内陸部でヒアリが確認されたのは全国初。名古屋港で荷揚げされたコンテナからのヒアリ発見は6月30日に続き2回目。全て働きアリという。

 また新潟県は10日夜、同県長岡市でヒアリの疑いがあるアリが数十匹見つかり、全て駆除したと発表した。環境省に分析を依頼している。同市によると、市内の事業所に届けられた段ボールでアリを発見。段ボールはフィリピンから東京港の大井埠頭(ふとう)を経由し陸路で運ばれた。

 愛知県内のヒアリは、中国広東省の南沙港から香港を経由して輸送された荷物やコンテナから見つかった。7月6日に春日井市の倉庫で、ヒアリ1匹が荷物に付いているのを荷主の業者が発見。荷物が輸送されたコンテナを名古屋港で調べるとヒアリが見つかった。

 環境省などは10日までに、春日井市の倉庫で6匹程度、飛島村で11匹を発見。死骸で見つかったものもあり、個体数の特定は難しいという。女王アリや巣は見つかっておらず、同省は「定着のリスクが高まったとは今のところ考えていない」としている。

 ヒアリを確認した場所の周辺には殺虫餌などが設置された。同省はヒアリが見つかった東京、大阪、名古屋、神戸各港の調査範囲を今後、発見場所の半径数百メートルから2キロに拡大。専門家による目視や殺虫餌の設置などを行うことにしている。 

最終更新:7/11(火) 0:04
時事通信