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仮想通貨のマイニング需要続く 購入層は外国人から日本人へ

7/10(月) 17:59配信

ITmedia PC USER

 先週の秋葉原でも最も目立っていたのはマイニング関連のアイテムだった。マザーボードではASRockからATXサイズのH110モデル「H110 PRO BTC+」が登場している。税込み価格は1万6000円前後だが、週末を待たずに売り切れが連発した。PCIe x16スロット1基と12基のPCIe x1スロット(うち5基はエッジフリー)を備えたマイニング向きの仕様となっている。

【アキバの様子】

 H110 PRO BTC+に限らず、マイニング向けのパーツはどこのショップも入荷後即売り切れを繰り返している。Radeon RX 580/570カードはもちろん、PCIeスロットを外部に引き出せるライザーカードも複数枚購入されるため、「どれだけ大量に入荷しても潤沢といえない」(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店)という状況だ。

 相も変わらず加熱しているマイニング需要だが、購入層は変わってきているという。某ショップは「少し前までは外国人のお客さんが多勢でしたけど、ここにきて日本人のほうが目立つにようになってきました」と話す。他のショップでも同様の話を耳にしており、アキバ全体の変化であるようだ。

 同店は続ける。「日本の人の動きは2~3カ月遅れていて、ようやくいまになって資金や環境をそろえて動き出してきた感があります。ただ、単純な後追いではなくて、いまからでも優位に立てる通貨に狙いを定めているみたいですね。通貨によって向いているGPUは変わってくるので、最近GTX 1070がマイニング向けに売れるようになってきたのもそうした流れかも」と推測する。

 実際、GeForce GTX 1070や、さらにはGTX 1080カードまでマイニング用と思われる買い方をされるようになったという声はちらほか上がっており、次のフェーズに踏み込んだ感もある。今後の動向も追っていきたい。

●PC4-34600(DDR4-4333)メモリと5400円の高級ファンが登場!

 メモリで話題になっていたのは、コルセアのDDR4 8GB×2枚キット「Vengeance LPX CMK16GX4M2E4333C19R」だ。税込み価格は4万5000円弱。PC4-34600(DDR4-4333)に対応したモデルで、入荷したパソコンSHOPアークによると「店頭で取り扱ってきたなかでは最速」という。

 動作検証マザーはASUSTeKのZ270モデル「ROG Maximus IX Apex」となる。同店は「Ryzenのほうで検証がとれていないところはありますが、最速を目指す人はやはり注目していると思います」と話していた。

 現行最高クラスの新製品としては、ENERMAXの12cmファン「D.F.STORM UCDFS12P」も先週デビューしている。マシンを起動した際に10回転ほど逆回りすることで羽根にホコリを堆積させないようにする機能が特徴。回転数は最大3500rpm(38dB)で、税込み価格は5400円前後となる。

 入荷したTSUKUMO eX.は「12cmファンとしては最高級ですね。イルミネーション系よりも高い。確かにオンリーワンの性能を備えているので、どんな売れ方をするのは見守りたいです」と興味津々の様子だった。

●X299マザーが順調にラインアップ増、Core Xの発売予定も順調

 未発売のハイエンドCPU「Core X」に対応するX299マザーは多くのショップが潤沢に在庫している状況で、先週もGIGABYTEからATXサイズの「X299 UD4」(税込み3万8000円前後)が登場するなど層がさらに厚くなっている。

 一方で、Core Xシリーズの発売日も前回触れた通り、最上位のCore i9-7900Xを含む第一弾は7月14日の線が濃厚なようだ。

 そうして発売が近づくなか、一部のショップではKaby Lake世代のCore i7/i5の特価が目立つようになっているが、Core Xとはあまり関係がない様子だ。

 週末特価を実施していたTSUKUMO eX.は「Core XよりもRyzenですね。Core i7-7700Kが税込み4万円切ったりすれば、(同価格帯の)Ryzen 7 1700にも引けをとらない魅力が出ますしね」と話していた。

●「まあ、好みが分かれますよね」――CS:GOコラボのマウス&マウスパッドが登場

 入力デバイス売り場で異彩を放っていたのは、オンラインFPS「Counter-Strike: Global Offensive(CS:GO)」とコラボレーションしたSteelSeriesのマウス「Rival 300」と、マウスパッド「QcK+」だ。税込み価格は9000円超と3000円弱となる。

 もともと定番のマウスとマウスパッドだが、入荷したパソコンSHOPアークは「好きな人はすごく刺さって、そうじゃない人は遠ざける・・・・・・。好みの分かれるモデルの典型例ですね」と話す。

 なお、同社のマウスパッド「QcK/QcK+」シリーズにも、布製の表面加工を施した新モデル「Qck Limited/Qck+ Limited」が登場している。320×270mmのQck Limitedが税込み3000円弱で、450×400mmのQck+ Limitedが同3500円強。

「比較的柔らかい触り心地で引っかかりもないということで好評です。こちらは万人受けするデザインですしね」と笑う。

最終更新:7/10(月) 17:59
ITmedia PC USER