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九州豪雨 緩む地盤 斜面は不安定 「これ以上、大雨が降ったら自宅は…」

7/10(月) 15:08配信

産経新聞

 大分県日田市の小野川上流では、6日に大量の土砂が崩れて流れをせき止め、ダム状態となっている。

 県砂防課によると、山肌は長さ約300メートル、幅約200メートル、高さ約100メートルにわたって崩落した。土砂は一部斜面に残っており、雨が降り続けば再び崩壊したり、ダムの水位が増して決壊したりする恐れもあるため、同課は警戒を呼びかけている。

 7~8日に現地を調査した「防災システム研究所」(東京)の山村武彦所長は「雨で地盤が緩み、崩壊した斜面周辺の状態は非常に不安定になっている。大雨でなくても新たな土砂崩れの恐れがある」と指摘。「土砂災害警戒区域や避難勧告・指示が出されている地域は解除されるまでそのエリアに立ち寄ってはいけない」と警鐘を鳴らす。

 日田市内では土砂崩れも多発しており、住民らは安全な場所を求めて各地の避難所や知人宅に身を寄せている。公民館で避難生活を送る女性(72)は「これ以上、大雨が降ったら自宅はどうなるのか。逃げられる場所もない」と不安そうに天を仰いだ。

最終更新:7/10(月) 15:34
産経新聞