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68年夏に全国Vの興国 42年ぶり出場へ好発進

7/10(月) 8:50配信

スポニチアネックス

 ◇第99回全国高校野球選手権大阪大会1回戦 興国5―0貝塚南(2017年7月9日 南港中央)

 「4番・エース」の肩書き通り、投打に渡って興国・植田の独り舞台だった。最速145キロの直球を軸に緩いカーブを効果的に織り交ぜ、7回1死まで圧巻の無安打投球。「6回から本気で狙った」という無安打無得点試合こそ逃したが、被安打2の8奪三振で三塁を踏ませず、公式戦初完封勝利を飾った。

 小・中で計3度の無安打無得点試合を達成した右腕。先発する度に「記録は初回から狙っていきます」と話すように、先頭打者から2者連続で三振を奪い、リズムに乗った。掲げる理想は「菅野投手(巨人)のように狙って三振が取れる投手」だ。許した安打2本はいずれも内野安打。ピンチらしいピンチもないまま貝塚南を112球で料理した。

 元阪神投手で同校のスーパーバイザーを務める清原大貴氏も成長を認める。「春より心構えや自覚が出てきましたね。自分に対する厳しさも出てきたことが投球につながっている」。6月中旬の練習試合・横浜商戦で自己最速を更新する145キロを計測。投手としても非凡な才能を示すが、バットでも貴重な追加点を生み出した。

 1点リードの3回2死三塁から右翼線へ適時二塁打を放つなど2安打。打線が振るわなかっただけに、田中英樹監督は「彼ひとりが頑張った」と複雑な表情を浮かべた。昨年12月に台湾へ遠征した大阪府選抜でも履正社の安田、若林とともに中軸を任された左の強打者。75年夏以来42年ぶりの聖地へ―。68年夏に全国制覇するなど春夏計7度の甲子園出場を誇る伝統校が大阪桐蔭、履正社の2強に待ったをかける。

 ▼興国野球部を全面バックアップする草島葉子理事長、田中英樹監督がそろって「興国の清宮君です」とイチ押しする中野翔は「3番・三塁」で先発したが、1安打に終わった。春の大阪大会で4試合連続、計5本の本塁打を放つなど覚醒した右の長距離砲。高校通算14本塁打で93キロの巨漢打者は「本塁打は意識せず、センターから右方向への打球を心掛けたい」と次戦へ気持を切り替えた。

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