ここから本文です

<九州豪雨>死者25人に 避難なお1800人

7/10(月) 23:49配信

毎日新聞

 九州北部豪雨の被災地では10日も安否不明者らの捜索活動や所在確認が続き、福岡県朝倉市では男女3人が心肺停止状態で見つかり死亡が確認された。同市は8日に福岡県柳川市の有明海で遺体で見つかった男性は豪雨で被災して川から流れ着いたと判断した。福岡、大分両県の死者は計25人になった。一方、被害が甚大な朝倉市と福岡県東峰村、大分県日田市の避難者は10日夜の集計で依然として約1800人に上っている。

【九州豪雨】福岡、大分で捜索続く 活動見守る被災者

 福岡県警などによると、10日に朝倉市杷木(はき)松末と同市杷木志波で男性1人ずつ、同市杷木久喜宮で女性1人が心肺停止状態で見つかり、死亡が確認された。8日と9日に同市で遺体で見つかった女性2人は、同市杷木白木の小嶋初子さん(69)と同市山田の村山幸子さん(80)と判明。8日に柳川市の有明海で遺体で見つかった男性は朝倉市杷木林田の坂本行俊さん(79)と分かった。

 一方、朝倉市は10日午後、杷木地区でため池決壊の恐れがあるとして新たに233世帯655人に避難指示を一時発令したが、夜になり水位が下がったとして解除された。避難指示の影響で大分道杷木インターチェンジ(IC)-日田IC間が一時通行止めとなったが、夕方にはこの区間も含めた朝倉IC-日田IC間の通行止めが解除された。

 また、朝倉市は同日、避難している約500世帯に自宅の被害状況などの聞き取り調査を開始。東峰村も被災者の意向を調査した上で仮設住宅の建設を福岡県に要望する方針を示した。同村の住民の孤立状態は同日までに全て解消された。

 11日の九州北部地方は各地で真夏日が予想されるほか、朝鮮半島にある梅雨前線が対馬海峡まで南下して局地的に激しい雨が降る恐れがある。【蓬田正志、中村清雅、平川昌範】

 ■亡くなった方々(判明分)

【福岡県】

 <朝倉市>岩下ひとみさん(36)▽浦塚茂弘さん(70)▽江藤友哉ちゃん(1)▽江藤由香理さん(26)▽加藤年彦さん(87)▽加藤幹子さん(85)▽小嶋初子さん(69)▽坂本行俊さん(79)▽藤本哲夫さん(66)▽樋口健太さん(21)▽渕上麗子さん(63)▽村山幸子さん(80)<東峰村>熊谷国茂さん(81)▽熊谷千鶴代さん(81)

【大分県】

 <日田市>矢野知子さん(70)▽矢野英俊さん(79)▽山本岳人さん(43)

最終更新:7/11(火) 1:10
毎日新聞