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木村翔 完全アウェーもベルト奪取に意気込み「ブーイングも力に変えます」

7/10(月) 14:37配信

スポニチアネックス

 ボクシングのWBO世界フライ級タイトルマッチ(28日、上海)で王者・鄒市明(ゾウシミン、36=中国)に挑戦する同級7位の木村翔(28=青木)が10日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で会見した。

 WBOアジアパシフィック同級王者で世界初挑戦の木村は先月24日から前日の9日までタイ・バンコクで2週間の強化合宿を行ったばかり。現地では井上尚弥(大橋)への挑戦経験があるペッチバンボーン・ゴーキャットジムやサマートレック・ゴーキャットジムらとスパーリングを行い、1週間に38ラウンドもこなしたという。「ボクシング中心の生活で、こっちではできない、いい練習が積めた」と手応えを口にした。

 鄒市明は2008年北京、12年ロンドン五輪のライトフライ級で2連覇を達成し、プロでも10戦目で世界タイトルを獲得した中国の英雄。今回が初防衛戦で、木村は完全アウェーに乗り込むことになる。ただ、木村は昨年11月に敵地・大阪に乗り込んでWBOアジアパシフィック王座を獲得しており、「何とも思わない。世界戦ができるならどこでもいい。ブーイングも力に変えます」と頼もしい。鄒市明を「僕でも知っているぐらい有名なスーパースター」と表現したが、「そういう選手と拳を交えるのは楽しみで仕方がない。前半から思い切っていけます。正々堂々殴り合って、自分の夢をかなえて、みんなに恩返しできたらいい。必ず世界のベルトを獲って帰ってくる」と意気込んだ。

 中3から「強くなりたい」と地元の埼玉・熊谷のジムでボクシングを始めたが、高1で「遊びたくて」一度は挫折。それでも「やっぱり上を目指したい」と23歳で再開し、プロ5年目でビッグチャンスをつかんだ。20歳の時に母・真由美さん(享年40)が乳がんで亡くなっており、WBOアジアパシフィック王座獲得の翌日には帰郷して墓前に報告。「ボクシングをやっていた頃はほめてくれた。亡くなった今でも親孝行したいなと思う」と、今度は世界のベルトを持って墓参するつもりだという。21日に上海入りする予定だ。