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【ヒルマニア】日本人メジャー選手の前半戦を振りかえる

7/10(月) 19:49配信

スポーツ報知

 「ヒルマニア」は、スポーツ報知でメジャーリーグを担当し続けて39年の蛭間豊章記者が、マニアックなメジャーネタをお送りします。

 昨年の日本人先発投手陣は、岩隈久志(マリナーズ)、前田健太(ドジャース)が16勝、田中将大(ヤンキース)が14勝。右肘手術から復帰のダルビッシュ有(レンジャーズ)が7勝し、特に後半戦は4投手の力投が目立った。それだけに開幕からフルシーズンの働きが期待出来るダルも含め、日本人投手では2014年に次ぐ先発2ケタ勝利4人、そして同年の年間最多の合計66勝の更新も濃厚ではと思っていた。しかし、蓋を開けてみれば、4人の中で及第点は6勝8敗ながら、防御率3・49のダル1人だけと言えそうだ。

 2年目の前田は一時は不振でローテーションから外れ、救援に回った事で攻めの投球が蘇って復調の兆しが見られ7勝4敗で4・38まで持ち直してきただけに、心配なのは田中(7勝8敗、防御率5・47)と岩隈(0勝2敗、防御率4・35)。

 メジャーデビュー3年連続2ケタ勝利は野茂英雄、ダルに次いで田中が3人目だが、4年目に野茂は6勝12敗、ダルは右肘靱帯再建術で全休だった。それだけ相手チームの研究にさらされていると言えないか。日本人初のデビュー4年連続10勝以上は、故障さえなければ到達出来そうだが、問題は内容。チームは貯金4でポストシーズン進出は濃厚だが、先発の座がまわってくるかどうか微妙な立場になる危険性も。

 右肩炎症で故障者リスト入りしている岩隈の来季1500万ドル(約16億5000万円)のオプション契約は今季162イニングか16、17年合計324イニング(残り94イニング)が必要。少しでも早い復帰が待たれる。

 42歳のカブスの中継ぎ上原浩治は12ホールドを挙げるなど奮闘中だが、2年契約の田沢純一は1勝しているもののホールド0と結果を残せず対照的だ。

 日米通算2000安打達成の青木宣親(アストロズ)は7月に入り8試合で先発を外れたのが4試合と出番が限られてきた。チームが絶好調なだけにポストシーズン要員となるためにも好調をキープしたい。最後にメジャー17年目で前半戦に最少の116打席しかなかった43歳のイチロー(マーリンズ)。淡々とプレーを続けているが、過去27人しかいない通算1万打数にあと202。先発出場が増えないとこの数字をクリアするのも厳しい。

最終更新:7/24(月) 18:41
スポーツ報知

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