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【巨人】ギャレット、2軍で黙々 3連発から1年…苦しんだ先に「チャンスある」

7/11(火) 14:02配信

スポーツ報知

 巨人のギャレット・ジョーンズ外野手(36)が10日、現在の心境を明かした。外国人枠の関係もあって2軍調整が続くが、今季初昇格に向け、黙々と準備を続けている。昨季は気温が上昇した6月終盤の試合で3打席連発。さらに7月と8月の2か月で10発を放った「夏男」。打撃フォームの改造を行い、上昇気配が漂う中、1軍から声がかかるのを待っている。(取材・構成=長井 毅)

 強烈な打球音がグラウンドに響いた。G球場で行った7日の練習。ギャレットはフリー打撃でサク越えを連発した。白球がスーパーボールのように軽々とすっ飛んでいく。時には内田巡回打撃コーチの指導を仰ぎながら、バットを振り込んだ。

 「内田コーチからは(軸足の)左足にしっかり体重を乗せることを教わっている。自分のフォームを動画でチェックしながら素振りをしているんだ」

 4月の練習中に左手人さし指先端部を骨折。6月末に実戦復帰しているが、1軍からは声がかからない。それでも、腐ることはない。広島時代の前田智徳や巨人・阿部らを育成した内田コーチからは、スイングした時に目線が上がってしまうクセを指摘され、一定の目線でボールを捉えられるようにフォームを見直した。

 「けがをした時はすこしガクッときたけど、こういう2軍にいる時間もプラスと思ってポジティブに考えるようにしている。いいパフォーマンスができれば(昇格の)チャンスはあると思っているからね」

 昨季は6月26日のDeNA戦(横浜)で3打席連続本塁打。気温の上昇とともに調子を上げる夏男。今年もギャレットの季節がやってきた。

 「もちろん、昨年のあの時の感覚は覚えている。あの時の映像も見たりしている。タイミングの合わせ方を取り戻そうとしているんだ。去年はあの時期から7、8月と調子が上がっていったんでね。これまでも気温が暖かくなるにつれて良い成績を残せてきた。夏は大好きだし、これからもっと良くなると思っている」

 来日1年目の昨年は123試合で打率2割5分8厘、24本塁打、68打点をマークした。ハマスタで見せた衝撃の3連発からは1年がたった。2軍でモチベーションを維持できるのは、G球場に足を運んで声援をくれるファンの声だという。いつ1軍に呼ばれてもいいように、毎日最善の準備をすることを心がけている。今季も1軍で大きなアーチを期待する声は多数ある。

 「ファンの声援はありがたい。準備はできている。ホームランも大事だけど、得点圏で走者をかえすことがチームに貢献することだと思っている。ホームランであり、長打であり、自分の打撃を見せたい」

 1軍の外国人枠は「4」。マイコラス、マシソン、カミネロ、マギーがともに力を発揮して欠かせない存在となっているが、何が起きるか分からない。ファームの若手とともに真面目に練習に取り組むギャレットなら、いつチャンスが来てもすぐに対応できそうだ。

 「体もリラックスできているし、バットの芯でしっかりボールを捉えられるようになってきた。1軍に上がるチャンスがあればチームの勝利に貢献したいね」

 静かな口ぶりだったが、その瞳には闘志が宿っていた。

 ◆ギャレット・ジョーンズ(Garrett Jones)1981年6月21日、米イリノイ州生まれ。36歳。99年ドラフト14巡目指名(全体444位)でブレーブスと契約。ツインズ、パイレーツ、マーリンズを経て2015年はヤンキース。メジャー通算911試合で打率2割5分1厘、122本塁打、400打点。左投左打。196センチ、107キロ。年俸1億6000万円。

最終更新:7/11(火) 14:43
スポーツ報知

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