ここから本文です

【京都】洛陽工、最後の部員・相宗が2打点!3校合同チームが快勝発進

7/11(火) 6:08配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権京都大会 ▽1回戦 洛陽工・伏見工・京都工学院9―1城南菱創=8回コールド=(10日・あやべ)

 最後の夏にかける思いが、バットに乗り移った。2―1で迎えた3回2死一、二塁。洛陽工の最後の部員となる相宗(あいそう)俊希三塁手(3年)は、粘った8球目を振り抜き右越えの2点三塁打を放った。試合の流れを決定づける一打に「今までしんどいことの方が多かったけど、辞めなくて良かった」と感無量の表情を浮かべた。

 ともにセンバツ出場歴がある洛陽工と伏見工は、昨年に統合が決定。新たに京都工学院が創立した。昨年は3校それぞれが単独チームで出場。洛陽工は1回戦で伏見工との“兄弟対決”を制したが、大会後、最後の世代となる2年生は4人中3人がチームを去った。1人だけ部に残った相宗は秋から京都工学院の練習に参加したが、部員は全員1年生という環境に戸惑った。「もう辞めよう」と、閉校を待つことなく元近鉄監督の岡本伊三美氏らを輩出した野球部の歴史に幕を下ろすことを考えた日もあった。

 昨秋は2年生9人で出場した伏見工も、秋季大会終了後に2人が退部したことで2校のもとに合流した。単独チームとして最後の夏で敗れた相手との連合チーム結成に、「最初は違和感がありました」と伏見工主将の鵜飼大暉捕手(3年)。これまで面識もなく、野球に対する考え方も違う3校が1つのチームにまとまるのは時間がかかったというが、最初で最後の夏を前に「連合チームとして1勝しよう」との目標のもとに団結。今ではかけがえのない仲間となった。

 試合後に流れた校歌は洛陽工のもの。学校の設立が古い順に決められたといい、2回戦の立命館宇治に勝利すれば伏見校の校歌を歌うことができる。鵜飼主将は「自分たちのやってきたことを信じて、全力でぶつかっていく」とさらなる快進撃を誓った。(種村 亮)

最終更新:7/11(火) 12:29
スポーツ報知