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トランプ氏長男が露と接触、クリントン陣営の情報提供を約束と米紙

7/10(月) 9:53配信

産経新聞

 【ワシントン=加納宏幸】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は9日、トランプ米大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏らが昨年6月、民主党候補指名を確実にしたクリントン元国務長官に不利になる情報を提供すると約束したロシア政府に近いロシア人弁護士と会談したと伝えた。ロシアの米大統領選干渉疑惑で焦点のトランプ陣営とロシア側の「共謀」に関する有力な裏付けとなる可能性がある。

 会談はトランプ氏が共和党候補指名を確実にした約1カ月後の6月9日、ニューヨークのトランプ・タワーでトランプ氏の娘婿のジャレッド・クシュナー氏、大統領選の選対本部長を務めていたポール・マナフォート氏(昨年8月に辞任)を交えて行われた。

 会談した女性弁護士はナタリヤ・ベセルニツカヤ氏。同氏は、米政府が実施している対露制裁の根拠法「マグニツキー法」を撤回させるため活動していることで知られる人物だ。この対露制裁は、プーチン政権の意を受けて、2009年にロシア高官の巨額横領事件を告発した後に逮捕された弁護士が、勾留施設で不審死した事件を受けた措置。ジュニア氏は声明で、知人を通じて「大統領選にとって有用な情報」を持っているという女性弁護士と会ったことを認めた。

 この弁護士はジュニア氏に対し、ロシアとつながりを持ち、民主党全国委員会への資金提供やクリントン氏への支援を行っている複数の人物に関する情報を持っていると伝えた。その後に内部告発サイト「ウィキリークス」で暴露された情報と関係するかは不明だ。

 だが、ジュニア氏によると、弁護士の情報が曖昧なためすぐにマグニツキー法などに関する会話に移った。同氏は声明で、トランプ氏はこの会談があったことを知らないと強調した。

最終更新:7/10(月) 18:54
産経新聞