ここから本文です

平和の鐘に誓い合う 岐阜空襲から72年

7/10(月) 8:32配信

岐阜新聞Web

 岐阜空襲から72年がたった岐阜市内は9日、恒久平和を願った130寺院などの「平和の鐘」が鳴り響いた。命からがらの体験者の証言に中学生が耳を傾けたり、灯籠で焼夷(しょうい)弾の炎の記憶の継承を試みる追悼行事もあった。参加した人たちは、約900人の犠牲者に祈りをささげ、平和への誓いを新たにした。
 同市司町のみんなの森ぎふメディアコスモスでは、岐阜空襲の犠牲者を追悼する「平和の鐘」式典(同市主催)があり、市民や中学生ら約100人が参加した。
 岐阜第一中学校(現在の岐阜高校)在学中に空襲に遭った元教員國安昌平さん(87)=同市田神=は「中学生でも兵士と同じように敵には反撃を、空襲があれば消火活動や退避の手伝いをするよう教えられていた」と空襲時の体験を語った。
 当時着ていた服や、焼け跡で拾った、溶けた無線機の真空管を示し、「いつ爆弾が落ちるか分からず、気が休まらなかった。明日の命も分からない状況だった」と振り返った。
 浅井文彦副市長と松久宗心市仏教会長、岐阜中央中学校の生徒は、市民が寄せた千羽鶴で飾った平和の鐘を鳴らして、黙とう。代表生徒が「平和を願う気持ちを忘れません」などと誓った。

岐阜新聞社

最終更新:7/10(月) 9:00
岐阜新聞Web