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現金はさようなら?今後決済の覇権を握るのは“電子マネー”

7/10(月) 6:00配信

ホウドウキョク

Googleは、Gmailアプリによる決済手段の提供をスタート(米国・Android版のみ)。1タップで送金が可能になった。その他、キャリア決済などの代替的決済、コンビニでのビットコイン決済など、決済の方法はいよいよ多様化しつつある。さて、未来の日本の決済の主流を握るのは、どんな決済方法なのだろう?

私たちの生活は今後どうなっていく…!?

およそ半数が「現金派」で優勢! スマホ決済はセキュリティ面で不安も

様々な決済手段が登場しているが、現状、主流はどれなのか? 博報堂が今年1月に発表した「『お金』に関する生活者意識調査vol.1」を参考に見ていこう。

本調査では、1カ月当たりの使用金額の決済手段別比率を見ることができる。その結果は、以下の通り。

また、同調査では「スマートフォンに財布機能を集約する意向があるかどうか」、「スマートフォンでの支払いに情報流出リスクを感じるかどうか」も結果が出ている。

スマホ決済といえば、「Apple Pay」や「楽天スマートペイ」、「Coiney」などが有名だろう。スマホさえあれば財布を持たずに済むので、利用したいと考える人は多いのかと思ったが、意外にも31.4%と少なめ。

また、やはりセキュリティに不安を覚える人は多いようで、83.4%もの人がスマホ決済での個人情報の流出を懸念している。

上記の結果から、様々な決済手段がある中で現金派が半数以上であることと、スマホ決済への抵抗がある人が多いことを考慮すると、まだまだ現金決済が主流といえそうだ。

現金・クレジット・電子マネーなど… それぞれのメリット・デメリットとは?

では、様々な決済手段がある中で、どうしてまだまだ現金派が多いのだろう? それぞれ特徴を知ることで何か答えが見えてくるかもしれない。そこで、いくつかの決済について、メリット・デメリットを消費生活ジャーナリストの岩田昭男さんに話を聞いた。

【現金】
メリット…その場で決済を完了できる、支払い能力に応じて買い物できる、堅実な日本人の性格に合う
デメリット…持ち歩く手間がかかる(特に小銭)

【クレジットカード】
メリット…代金を後払いにできる、ポイントがつく、支払いの履歴がわかる
デメリット…支払い時のサインや作成時の審査など手間がかかる、カード犯罪に巻き込まれるなど潜在的なリスクが高い、自分の財産ではなく「借金」をするようなものなので使い過ぎる可能性がある

【ICカード(電子マネー)】
メリット…かざすだけなので決済がスムーズ、先に入金するため使い過ぎる可能性は少ない、サインや暗証番号の入力の必要がない、少額の支払いにも向いている、スマホでの管理も可能
デメリット…盗難や落とした場合補償がないこともある、一度チャージしたら原則換金できない

【ビットコイン】
メリット…送金の面では銀行を介さずに取引できる、
デメリット…利用できる店舗がまだ少ない、投資案件としての役割が強く一般人にはリスクが高すぎる

このようにそれぞれ異なる特徴をもっているが、やはりセキュリティ面や支払いが後に回ってしまうことへの不安が、現金派優勢の要因といえそうだ。

また、最近話題のビットコインについては、決済の面で考えるとまだまだデメリットが多いよう。しかし、岩田さんは「使い方次第」という。

「例えばSuicaなどの電子マネーなら、基本的には貨幣・通貨といった仕組みのもとに成り立っています。しかし、ビットコインは、どこが保障してくれるのかもわからず、実際投資案件としての役割のほうが強いです。一般人にはまだまだリスクが高すぎるため、話題にはなるかもしれませんが、そこまで浸透しないと思います。どこかの国が採用して運用するとか、何らかのメディアの共通通貨にするとか、使い方次第では化ける可能性は、大いにあります」(岩田さん、以下同)

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最終更新:7/10(月) 6:00
ホウドウキョク