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水素水はただの水じゃない

7/10(月) 12:44配信

健康産業新聞

冷静な企業多く

市場の成長に冷や水を浴びせるのが、定期的に行われる業界バッシングだ。週刊新潮は 3 月30日号で「トクホの大嘘」とする11ページの特集を掲載した。こうした健食批判は日刊の全国紙を含めて繰り返し行われ、最近では週刊ダイヤモンドが特集。批判する学者もいつもと同じ顔ぶれで、業界内では冷静に受け止める企業が多い。

効くか効かないか、ではない

一方、国民生活センターが昨年末に発表した水素水などの商品テスト結果は、関連業界に大きなダメージを与えた。テストは溶存水素濃度などに関するものだが、記者発表の場でのマスコミの興味は「効くのか効かないのか」に傾いた。「ただの水」扱いの報道もみられた。国センがテスト結果の発表後に業界の意見を公表するスタンスも従来通り。1 月20日に公表された業界の声では、「報道後から日々、マイナス看板を背負った企業経営をしている状況」と企業活動に深刻な影響を及ぼしていることが伝えられた。

思わぬ”援軍”現る

すっかりネガティブイメージが植えつけられてしまった水素水だが、もとより権威ある学術誌に有効性論文が掲載されたのはファクトである。ここにきて、思わぬ“援軍”も現れた。東京都健康長寿医療センターが 6 月13日に発行した「健康長寿 新ガイドライン エビデンスブック」がそれだ。健康長寿に関する疫学研究を行ってきたセンターが、「健康長寿のための12か条」として、食生活や運動などに加えて、健康食品やサプリメントについて、「正しい利用の目安を知ろう!」と呼びかけた。一歩踏み込み、健康食品の有用性にも目を向ける内容となっている。冒頭で、栄養素は食事でバランスよく補給することが望ましいとしつつ、高齢者の低栄養などではサプリが役に立つと指摘。情報に振り回されず、「不要なものには手を出さない」とし、水素水の行き過ぎた宣伝に対し「消費者の弱みに付け込んだもの」とくぎを刺す一方で、水素水研究は各種の試験で検証されていることを紹介した。「パーキンソン病の研究以外にも水素水の疾患抑制作用を示した科学論文は百を優に超えており、水素水は水分補給するだけの『ただの水』ではないことは明らか」としている。

UBMメディア株式会社

最終更新:7/10(月) 12:44
健康産業新聞