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悔しがるベッテル「“もう1ラップ“あれば、ボッタスを抜けたのに……」/F1オーストリアGP決勝

7/10(月) 6:17配信

motorsport.com 日本版

 オーストリアGPを2位で終えたフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、レース終盤には前を走っていたメルセデスのバルテリ・ボッタスに迫ることができたので、レースが“もう1周“あれば前を彼をオーバーテイクできた、と考えている。

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 ベッテルはボッタスより早くピットインし、短い時間でピット作業を終えたものの、ボッタスの前に出ることはできなかった。しかしボッタスはリヤタイヤに激しいブリスターを抱えてしまったため、レースの後半はペースが上がらず、ベッテルの接近を許す。そしてラスト2周、ふたりの差は0.5秒以内に縮まる。

 最終ラップでベッテルは、優勝を懸けて攻めに攻めるが、ターン9でアンダーステアの症状が出てしまったことでワイドに膨らみ、最終的にはボッタスから0.658秒遅れでチェッカーを受けることになった。

「とても近づいたのに……」とベッテルは表彰台で話した。

「彼にはトラブルがある、とチームから聞いていた」

「レース後半は満足できた。前半はマシンのフィーリングに苦労していたけど、スーパーソフトタイヤに履き替えた後は、マシンが生き返ったようだった。少しずつ追いつくことができて、終盤は本当に接近した」

「周回遅れだった(フォースインディアのセルジオ)ペレスのせいで少しタイムを失ってしまった。彼(ボッタス)は上り坂で苦戦していたので、僕はもう1ラップあれば……と思っていた」

 ボッタスは、ベッテルがピットに入るまでの間に8秒のリードを築いていたので、ウルトラソフトタイヤを履いていた最初のスティントでも完全にレースをコントロールしているかに見えた。しかしピット作業に時間がかかったことでリードが小さくなり、さらにはまだピットストップを行っていなかったキミ・ライコネン(フェラーリ)にも先行されてしまった。

 ボッタスはすぐさまライコネンをオーバーテイクしたが、前述の通りブリスターに苦労していたため、ベッテルが次第に近づいてきた。

 表彰台でボッタスは、「まるでロシアのデジャブのようだった」と話した。ボッタスがF1初優勝を果たしたロシアGPでも、レースの終盤にベッテルは彼の背後に迫っていた。

「彼が後ろに迫っていた。レース後半は、タイヤを変えた後5、6周走ったらものすごくブリスターができてしまって、とてもトリッキーだった。ペースをコントロールすることはできたけど、バックマーカーのこともあって難しかった」

 ベッテルが“もう1ラップあれば“と話していたことについて訊かれたボッタスは、こう話した。

「もちろん彼は近づいてきていたし、ペースもあった。僕は左のリヤタイヤが厳しくて、ブリスターもどんどんひどくなっていった」

「でも、“もう1ラップ“で何が起きていたか、を言うのは難しい。あのラップでレースが終わってよかったよ」

Valentin Khorounzhiy