ここから本文です

中国の産ロボ市場が急拡大、今年の販売見通し 初の10万台超え

7/10(月) 12:50配信

日刊工業新聞電子版

■前年比20%以上の伸び、3年は続く

 中国の産業用ロボット市場が急拡大している。中国ロボット産業連盟(CRIA)は6日、2017年の中国の産業用ロボットの販売台数について、10万台を超えるとの見通しを示した。達成すれば、中国の産業用ロボット販売台数が年間10万台を超えるのは初めてとなる。

 宋暁剛CRIA理事長(中国機械工業連合会執行副会長)は17年の産業用ロボット販売台数について「前年比で20%以上伸びるだろう」との認識を示した。自動車やスマートフォン、電子機器の生産などで需要が拡大する見通しだ。

 CRIAがまとめた16年の中国のロボット販売台数は前年比26・6%増の8万8992台。このうち現地ロボットメーカーの販売台数は、同30・9%増の2万9144台だった。一方、国際ロボット連盟(IFR)によると16年の世界の産業用ロボットの販売台数は速報値で同約14%増の29万台程度だった。対象とするロボットの定義は厳密には異なるが、中国が世界需要の3割程度を占め、さらに成長する傾向にある。

 中国では1月からスマホなどの生産でロボットの需要が急速に拡大。研磨や検査など主力の車産業向けロボットとは異なるニーズが求められており、各社が対応を急いでいる。

 ロボットの関節の動きを制御する減速機など主要部品の需要も活発化し「1月からこれまでに前年比で2倍の引き合いがある」(日系減速機メーカー)という。需要の拡大傾向について日系ロボットメーカー幹部は、短期的に振れ幅の変動はあるが「3年は続くだろう」との見方を示した。