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2017夏・日本で学ぶ 韓国ラグビー

7/10(月) 14:07配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

<高麗大は東芝で基本を学ぶ>

 夏がやって来た。秋の公式戦に向けて韓国ラグビーチームや指導陣が次々に来日し、学んでいる。
 名門・高麗大は7月4日から14日まで東芝ブレイブルーパスの本拠地、東京都府中市にあるグラウンドで合宿。今季就任した李光紋(イ・グァンムン)監督が帰国前まで在籍した東芝へ依頼し実現した。19人の選手が東芝敷地内にある寮へ入った。朝9時すぎからの朝練習と午後練習をおこなっている。

極上の激闘はドロー! NZ代表とB&Iライオンズは譲らず、ノーサイド。

 7日は瀬川智広監督と猪口拓FWコーチがついてアタックやタックルを学んだ。
アタックとディフェンスに分かれた場面では、縦の短いスペースでいかにつなぐか守るかを繰り返した。
 瀬川監督は簡単にゴールラインを割られる選手に対し「君たちの目標は?」と問いかける。選手が「定期戦(9月に開催されるライバル延世大との定期戦)に勝つこと」と答えると、「勝ちたいならばゴールラインにプライドを持て!」と教える。
 ワークレートが足りない選手には「ハードワーク」と声をかけた。
 タックルも教えた。「右手でタックルする際に相手を突き上げるには右足をジャンプさせるようにして持ち上げること」と自ら実演する。
「基本スキルを覚えて欲しい」と瀬川監督。「システムは光紋が組み立てているものがあるので教えない」とあくまで選手たちに基本の大事さを問い続ける。

 李監督は「ラインアウトからのアタックなどをレベルアップしたい。延世はスクラムが強いのでね。最も大事なのは東芝のラグビーが持つ雰囲気を感じて欲しい。今は東芝の練習はオフだけど代表クラスの選手たちが個人練習でクラブハウスに来て取り組んでいる。なぜ練習しているのか? 学生たちは分からないことがある。『強くなるために、体力を維持するために』は自ら取り組む姿勢を見ることができる」。

 猪口コーチが相手の顔面に向けて早いボールを投じるスローイングを教えていた。2年でPR/HOジン・ウビンの投げるボールはコースやスピードがバラバラだった。猪口コーチは「手だけを使って投げてもダメ。腰から上を前後にそらして反動を使わないと」と教えた。するとまもなく正確なスローインができるようになった。ジンは「韓国ではスローイングを教えてもらったことがなかった」。「吸収が早い。教えがいがある」(猪口コーチ)。
 2年のLOシン・ダヒョンは1年生から代表ジャージーを着て日本や香港と戦っている。そのシンも「ここでロックスキルを学びたい」と目を輝かせた。

 7日に一橋大、8日は成蹊大と合同練習、12日に中大と練習試合をおこなう。
 高麗は6月30日に、10月にある全国体育大会(国体)のソウル市代表を決めるソウル市長旗大会で、ライバル延世に12-20で負けた。国体は3年連続で出場を逸した。今年3月の春季リーグ戦では20-15で勝っており、1勝1敗。だからこそ、9月定期戦で今年の集大成を見せたい。

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