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交付金不正の上峰町の農地管理住民組織 疑義噴出、総会不成立

7/10(月) 10:41配信

佐賀新聞

 三養基郡上峰町で農地の維持管理をしている地域住民組織は9日、総会を開かないまま10年にわたって交付金を受給していた問題を巡り、町農村婦人の家で会合を開いた。臨時総会の予定だったが、「議事が事前に示されていない」など疑義が相次ぎ紛糾、成立しなかった。領収書や通帳の写しを配るよう求める声も上がり、代表の男性は「要望されたことに対応し、なるべく早く総会を開き直したい」と応じた。

「大字堤地区農地・水・環境向上活動協議会」の会合冒頭、代表の男性が、2007年発足から一度も総会を開かず役員のみで運営し、他の構成員の同意を得ていなかったことを説明した。「私の怠慢が原因。秘匿するつもりはなかったが、知らせる努力をしていなかった。今になって責任の重さを痛感し、反省している」と陳謝した。

 その後、総会成立の可否を確認するため、事務局が構成員総数52人に対し、出席30人、委任状22人と報告した。規約では過半数の出席があれば成立するが、参加者から「自分の母も構成員名簿にあるが亡くなっていて、委任状も出していない。なぜ総数が合うのか」と質問があり、役員から明確な返答がなかった。議題や資料の明示も会合当日だったため「十分理解しないままでは議論ができない」と批判が噴出、出席者が総会成立を認めなかった。

 参加した区長は「補助金は国、県、町からのお金。シビアにやらないといけないのにあまりにお粗末で説明を聞く気になれない」と憤っていた。

最終更新:7/10(月) 11:14
佐賀新聞