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NTTデータ、社内のシンクライアント 3万台配備が完了へ

7/10(月) 14:50配信

日刊工業新聞電子版

■場所選ばず、どこからでも勤務

 NTTデータは「働き方改革」の一環として社内に導入しているシンクライアント(記憶媒体を持たない端末)について、2017年度内に3万台の配備を完了する。全社員が自社の仮想デスクトップサービスと併用することで、外出先や自宅など場所を選ばない働き方が可能となる。これにより従業員の勤労意欲や生産性の向上につなげる。

 NTTデータは柔軟な働き方や情報セキュリティー対策の観点から、15年からシンクライアントの導入を開始。現在は約1万5000台の配備を終えた。

 シンクライアントと仮想デスクトップサービスを組み合わせ、インターネットに接続すると、社内と同等の環境で仕事ができる。また端末内にデータを保存しないため、情報漏えい防止などの情報セキュリティー対策にも寄与する。万が一、端末を紛失しても、すぐに接続できない状態にできる。

 今後はテレビ会議システムとの連携や、スマートフォン・タブレット端末への対応、リモートオフィスの導入なども検討する。「子育てや介護など在宅勤務が必要な社員は増えてくる」(佐々木裕執行役員)としており、柔軟な働き方ができる環境をさらに整備していく。

 また自社で働き方改革ツールとしての利用を推進することで、仮想デスクトップサービスの拡充も狙う。「自社の利用状況をアピールすることで、実際の導入後の効果などを理解してもらいやすくなる」(ビジネスソリューション事業本部)としている。

 現在、同サービスはオンプレミス(自社保有)型とクラウド型で提供している。働き方改革の機運が高まる中、自社の導入事例を基にサービスメニューを拡充し大企業を中心に拡販する。