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フェデラー、ジョコビッチ、ナダル、マレーが2週目へ [ウィンブルドン]

7/10(月) 18:01配信

THE TENNIS DAILY

 通常通り、ロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、アンディ・マレー(イギリス)は、先陣を切って2週目に進み、「ウィンブルドン」でいいプレーを見せている。

2008年以来、フェデラーとナダルが決勝で対戦の可能性 [ウィンブルドン]

「ここは彼らの縄張りなんだ」とエルネスツ・グルビス(ラトビア)は言った。彼は3回戦でジョコビッチの行く手に立ちはだかろうとしたが、あまり大きな障害物となることができなかった。

「ここは彼らの庭なんだよ」

 確かにその通りだ。

 15年前にレイトン・ヒューイット(オーストラリア)が優勝して以来、フェデラー(ここ14年の間に、記録的7度の優勝)、ジョコビッチ(3度)、ナダル(2度)、マレー(2度)以外の誰かがウィンブルドンの男子シングルスで優勝したことはない。加えて、これらいわゆる〈ビッグ4〉は、この期間中に8度に渡り準優勝者ともなっている。

「今週、皆が自分たちの調子を取り戻していくだろうと思っていた。特に、アンディとノバクに関してね。僕については、自分のベストのレベルに至れるよう祈っていた。またラファがここ数月で得た自信を持ってすれば、彼はここでもまたベストに至るだろうと思っていたよ」と、現在やや風邪気味のフェデラーは言った。「だから、それほど驚いてはいない。でも、素晴らしいことだと思う」。

 今回のグランドスラム・シーズンは、(4人がしのぎ合という)昔のようなものになった。

 まずジョコビッチ、それから現ナンバーワンのマレーがランキングでフェデラーとナダルの座を受け継ぎ、グランドスラム決勝に頻繁に進出、優勝するようになった一時期に続き、後者ふたりがふたたび力を発揮し始めた。

 最初にフェデラーが、手術を受けた左膝を完治させるため試合に出なかった2016年後半を経て復帰し、ここしばらくなかった印象的な活躍を見せた。彼は全豪オープンで、長年のライバルであるナダルを決勝で倒しつつ、4年半ぶりのグランドスラム・タイトルを獲得したのである。

 この全豪が、ナダルもまた自分の健康の問題を乗り越え、本当に戻ってきたのだということの最初の暗示だったとしたら、真の証明は、ナダルが1セットも落とさず、実に見事なプレーぶりで10度目の優勝を飾った全仏オープンで到来した。彼は現在、グランドスラム大会におけるセット連取の行進を続けており、現時点での彼は、2006年から07年にフェデラーがやった36セット連取、1984年にジョン・マッケンロー(アメリカ)がやった35セット連取に次ぐ、自己ベストとタイの28セット連取というところにいる。

「ラファに対しては、ちょっとでも時間的余裕をあげてしまうと粉砕されてしまうんだ」と、3回戦で自分を倒した対戦相手について、第30シードのカレン・カチャノフ(ロシア)は言った。

 フェデラーがほのめかした通り、ジョコビッチとマレーは、彼らの標準に照らせばベストとは言い難い調子と成績でウィンブルドンに至った。

 しかしアンドレ・アガシ(アメリカ)とマリオ・アンチッチ(クロアチア)をコーチに迎えたジョコビッチは、今、元気を取り戻したように見える。前年度覇者のマレーは、ここまで今大会でプレーしたすべてのセットを取っていない、唯一の〈ビッグ4〉メンバーだ。ファビオ・フォニーニ(イタリア)に対する3回戦で、彼は1セットを落とし、5つのセットポイントをしのいで、もう1セットを落としかねなかった危機から辛くも逃れた。

 月曜日の男子シングルス4回戦の顔合わせは、次の通りとなる。

 ドローのトップハーフは(上から)、第1シードのマレー対ブノワ・ペール(フランス)、第24シードのサム・クエリー(アメリカ)対ケビン・アンダーソン(南アフリカ)、第4シードのナダル対第16シードのジル・ミュラー(ルクセンブルク)、第18シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)対第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)となっている。

 また、ドローのボトムハーフは(上から)、2016年準優勝者で第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)対第10シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第13シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)対第3シードのフェデラー、2010年準優勝者で第11シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)対第8シードのドミニク・ティーム(オーストリア)、アドリアン・マナリノ(フランス)対第2シードのジョコビッチだ。

 ウィンブルドンは、残る16のシングルスの試合を同じ日に行うスケジュールを組む、唯一のグランドスラム大会だ。

 女子シングルス4回戦の顔合わせは次の通り。

 ドローのトップハーフは(上から)、第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)対第14シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)。この対戦は過去の準優勝者同士の対決であると同時に、グランドスラム大会優勝経験を持つ者同士の対決でもある。そして、2012年準優勝者であり第9シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)対2度グランドスラム大会のタイトルを獲得している第7シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)、マグダレナ・リバリコバ(スロバキア)対ペトラ・マルティッチ(クロアチア)、第24シードのココ・バンダウェイ(アメリカ)対第5シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)となっている。

 また、ドローのボトムハーフ(上から)は、第27シードのアナ・コニュ(クロアチア)対ウィンブルドンで5度優勝した経験を持つ第10シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)、今年の全仏覇者で第13シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)対第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第6シードのジョハナ・コンタ(イギリス)対第21シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)、そして、2度全豪タイトルを獲得している元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)対先の全仏で準優勝した第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)というラインナップだ。

 37歳のビーナスは勝ち残っている中で最年長であり、19歳のコニュは最年少である。

 男子のほうでも興味深い年齢のパワーがある。ベスト16に進んだプレーヤーのうち7人が30歳以上で、これはプロ化以降のウィンブルドン50大会で、最高数なのだ。

 フェデラーは1ヵ月のうちに36歳となる。ナダルは31歳、ジョコビッチとマレーは30歳だ。またミュラーは34歳、アンダーソンとベルディヒはともに31歳である。

「僕はこれらの選手たち皆といっしょに、ジュニア時代を通り抜けてきた。彼らがいまだ頑張り続け、ツアーを楽しみ、タフな相手であり続け、ブレークをもくろむ若い選手たちにとって、ことを難しくしているのを目にするのはすごくうれしいことだよ」とフェデラーは言った。「今現在、ちょっぴりその種の対決があるね。若い選手たちは、特に35歳過ぎの男たちを追い出そうとしている。でも言うまでもなく、ラファ、マレー、ジョコビッチらの世代を中心とした非常に強い集団もいる」(C)AP (テニスマガジン/テニスデイリー)

Photo: LONDON, ENGLAND - JULY 08: Roger Federer of Switzerland acknowledges the crowd as he celebrates victory after the Gentlemen's Singles third round match against Mischa Zverev of Germany on day six of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at the All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 8, 2017 in London, England. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

最終更新:7/10(月) 18:01
THE TENNIS DAILY