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九州豪雨、なお180人孤立 夕方にかけ大雨のおそれ 朝倉・杷木避難指示

7/10(月) 17:14配信

西日本新聞

 九州豪雨で甚大な被害が出た福岡、大分両県の被災地では発生から6日目の10日も自衛隊や消防隊などによる捜索が続いた。福岡県朝倉市では新たに心肺停止状態で1人を発見。福岡県ではなお20人以上と連絡が取れていない。両県では高齢者を含む約180人がいまも孤立状態にあり、救出が急がれる。

【動画】もの凄い勢いで濁流が道路にまで流れこむ様子(JA田川彦山出張所付近)

 朝倉市は同日午後1時前、杷木古賀の農業用ため池が決壊し、下流にできた「土砂ダム」の水があふれるおそれがあるとして、3地区の233世帯655人に避難指示を出した。

 福岡県警によると、10日午前8時ごろ、朝倉市杷木松末(ますえ)の赤谷川で、土砂の中から性別不明の1人が心肺停止状態で発見された。10日までに確認された遺体は朝倉市15人、東峰村3人、大分県日田市3人の計21人。このうち身元が確認できたのは14人。これとは別に、被災地から筑後川でつながる有明海付近で8日に男女5人の身元不明の遺体が見つかっている。

 安否不明者はすべて福岡県で、内訳は朝倉市25人、東峰村1人、うきは市で1人。一部は身元が確認できていない遺体と重複している可能性がある。うきは市の1人は、豪雨があった5日朝に朝倉市杷木星丸の娘の元に向かった男性で、娘とも連絡が取れていない。朝倉市では、これまでで最多の2080人が捜索に当たった。

 気象庁によると、大気の状態が非常に不安定になっており、夕方にかけて局地的に大雨となるおそれがある。最高気温は福岡、大分両県の被災地で30度を超えると予想され、熱中症への注意も必要という。

=2017/07/10付 西日本新聞夕刊=

西日本新聞社

最終更新:7/10(月) 17:14
西日本新聞